Microsoftのオープンソース・プロジェクトの1つ「PowerToys」は、さまざまなツールを詰め込んだユーティリティだ。 現在のバージョンは0.78.0、公開は今年の1月31日である。昨年は、月1回ほどのペースでバージョンを上げてきた。前回紹介したのが昨年3月で、このときのバージョンは0.67.1だった(「「Windows Terminal」「PowerToys」「Winget」 Microsoft系OSSのアップデート情報」)。マイナーバージョンアップが11回あり、細かなものを除いてもモジュール(PowerToysの機能の単位)が9個追加されている。今回は、PowerToysの現状を報告したい。 これまでのPowerToysのバージョンアップと新機能 以下の表は、現在のPowerToysモジュールの一覧である。これは、設定ページにある大項目を抜き出したもので、いくつかのモジュールは
MicrosoftはOpenAIと提携し、ChatGPTを初めとした各種AIツールの自社ソフトウェア/サービスへの組み込みを進めています。 今回、Windows 11/10用のオープンソースの生産性向上ツール「PowerToys」へ、ChatGPTのサポートを組み込むための作業が進められていることがわかりました。 ChatGPTのサポートは、キーボードランチャー「PowerToys Run」のプラグインとして行われ、PowerToys Runの検索ボックスに質問を直接入力することができるようになる見込みです。 ChatGPTプラグインはデフォルトでオフになっていて、ユーザーはこの機能を利用するためにPowerToys Runの設定を開き、手動でこの機能を有効にする必要があります。また、OpenAIのAPIキーを入手し設定する必要があります。 このプラグインの開発は、Windowsデバイス上
21世紀に入ってから、マイクロソフトはオープンソースソフトウェア(以下、OSS)に関わりを始めている。以前は距離を置いていたが、最近ではWindowsに標準搭載されるアプリケーションにもオープンソースで開発されたものが含まれるようになった。たとえば、Windows 11なら、「電卓」や「ターミナル」がオープンソースのプロジェクトで開発されたものだ。 マイクロソフトのOSSは現在ではかなりの数になる。すべてではないが、主要なものはマイクロソフトのサイト(https://opensource.microsoft.com/)に記事があるほか、多くのOSSがGitHub(https://github.com/)にある。GitHubは2018年にマイクロソフトに買収された。 GitHubの各プロジェクトのページにRelasesページがある場合、実行可能なパッケージファイルを直接ダウンロードできる。確
「PowerToys」という無料ツールをご存知でしょうか。Windowsをさらに使いやすくする十数個の機能をまとめた、Microsoftの公式ツールです。カユイところに手が届く数々の機能はいちど使うと手が放せなくなるほどで、どうしてこれがWindowsに最初から組み込まれていないのだろうと首をひねってしまうほどです。 そんな「PowerToys」は、今年9月に入って登場した最新版の「0.62.0」で、これまでなかった新機能がいくつか追加され、より充実したツールへと生まれ変わりました。 今回は最新の「0.62.0」で追加された機能も含め、筆者が「これは特に便利」と感じたPowerToysの便利機能を厳選して紹介します。ピンと来る機能があれば、ぜひこの機会にインストールして試してみてください。ダウンロードはMicrosoftストア、もしくはこちらから行えます。
レポート より便利になったWindows 10・11用「PowerToys」- 阿久津良和のWindows Weekly Report 常に、WindowsとPowerToysは共に歩んできた。PowerToysはWindows単体では足りない機能を補うため、Microsoft自身が開発・利用していたツール群。その歴史はWindows 95の時代までさかのぼる。「PowerToys for Windows 95」は15種のツールを備えていたが、中でも人気だったのがTweakUIだ。 本来はレジストリエントリーの編集を必要とするカスタマイズをGUIから操作できるため、TweakUIは個人でWindows 95 PCを使用するユーザーに欠かせないものだった。当時のユーザーにとっては、キーボードの再割り当てなどを行う「Windows 95 Kernel Toys」も懐かしいだろう。なお、Wind
MicrosoftがWindows 11向けにリリースしている公式ユーティリティーアプリ「PowerToys」に、画面の表示内容や画像ファイルに含まれる文字を読み取る「OCR機能」が追加される予定だ。現在、実装に向けた作業がGitHub上で進められている。 PowerToysは、ディスプレイの指定した位置にウィンドウをスナップ配置できる「FancyZones」や複数のファイル名を一括で変更できる「PowerRename」、右クリックメニューから画像サイズを変更できる「Image Resizer」など、複数のユーティリティーを内包している。 開発が進められているOCR機能もユーティリティーの1つとして開発が進んでおり、画面内の指定された領域または画像ファイルに含まれる文字を認識してテキストとして取り込めるという。 画像ファイルのOCR機能は、GoogleのWebブラウザ「Chrome」でも「
人類の敵 CapsLock この世にキーボードというものが誕生して以来忌み嫌われてきた存在、七つの大罪の一つ、人類の敵、そうCaps Lock。 Aキーの横にあり誤操作により入力不能になるこのいらない存在にIME ON / OFFの大役を与えてあげることにします。 やりたいこと US配列のキーボードでCapsLockでIME ON OFFを切り替えたい 使うツール Microsoftの純正拡張ソフト"PowerToys"を使う PowerToysダウンロード 使用キーボード(参考) 自分が使用しているキーボードはUS配列のDucky One 2 SFの静音赤軸(ピンク軸) CapsLockは赤丸の位置にあります Win10のアプデによりMS IMEのバージョンが変わってホットキーのカスタマイズがしづらくなった。旧バージョンに戻すこともできるがPowerToysのKeyboard Manag
PCを使っていると「このウィンドウを常に一番上に表示した」「PCのスリープを一時的に無効化したい」「このショートカットキーを1キーで発動するようにしたい」と願望が浮かんできます。Microsoftの公式アプリ「PowerToys」を使えばPCを使う上で「あったらな便利な機能」を大量に使用可能になるとのことなので、実際にPowerToysをインストールしてどんな機能が使えるのか確かめてみました。 Microsoft PowerToys - Microsoft Store Applications https://apps.microsoft.com/store/detail/XP89DCGQ3K6VLD ・目次 ◆01:PowerToysのインストール手順 ◆02:任意のウィンドウを常に手前に表示する ◆03:PCのスリープを一時的に無効化 ◆04:画面情報の色情報を一発取得 ◆05:ウィン
管理者として (昇格されたアクセス許可とも呼ばれる) アプリケーションを実行している場合、管理者特権のあるアプリケーションにフォーカスがあるとき、または FancyZones のような PowerToys 機能を操作しようとすると、PowerToys が正しく機能しないことがあります。 これは、PowerToys も管理者として実行することによって対処できます。 [オプション] 管理者として実行されるアプリケーション (管理者特権のアクセス許可を持つ) をサポートするには、PowerToys では次の 2 つのオプションがあります。 推奨: 管理者特権のプロセスが検出されると、PowerToys によって通知が表示されます。 [PowerToys の設定] を開きます。 [全般] タブで、[管理者として再起動] を選択します。 [PowerToys の設定] で [常に管理者として実行]
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