サイクルウェアの選択にあたって、国内には2種類のサイクリストがいます──パールイズミを選ぶサイクリストか、あるいは着ることに抵抗を感じるサイクリストか。 クラスタによって最も判断が二分されるブランドであり、後者のようなサイクリストが一定数いるにも関わらず、国内では変わらず最大のシェアを持つビッグブランドです。 しかしこのブランドが最近、2017年のWebサイトリニューアルを端として、新たなブランドラインの開発やライドイベントの実施など、従来とは異なる取り組みを精力的にしているのは読者の方々も知ることと思います。 これまで長く日本のサイクルウェアマーケットを席巻してきたブランドですが、近年の新たな取り組みによって何を実現しようとしているのか。 個人的な見解を踏まえ、マーケティング観点から詳しく見ていきます。 1. 最初の接点を抑えてきたブランド 全世代に浸透するパールイズミ およそ1年前にL