(※訳注:アンラーン (unlearn) とは、学んだことを忘れること。学びほぐし。学習棄却。) 学校で学んだことで最も有害なのは、特定の授業で学んだ何かではありません。良い成績を取る、というのを学んだことが最も有害でした。 大学生の時に、際立って熱心だった大学院生が一度私に話したことがあります。彼は授業でどんな成績を取るかを気にしたことはなく、何を学んだかを気にしていたそうです。それまでそのようなことを聞いたことがなかったので、心に刺さりました。 私にとって――ほとんどの学生にとってそうであるように――大学での実際の学びを支配していたのは、自分の学んだことに対する測定値でした。私はそれなりに熱心で、自分が選択したほとんどの授業に本当に関心があり、一生懸命取り組みました。しかし、最も懸命に勉強したのはテストに向けての学習でした。 理屈の上では、テストは単にその名称が暗示するもの以上のもので