前回の記事では、Adobe XDを使ってデザインガイドを作成し、登録したカラーやコンポーネントには「デザイントークン」として名前を付けました。今回は、デザイントークンを使って、デザインガイドとBootstrapを連携させる方法を紹介します。 連携方法はシンプルです。ただ、Bootstrapの構成を理解をしていないことには始まりません。最初に、連携方法を理解するのに必要なBootstrapの基本を説明しておきます。 Bootstrapの基本構成 Bootstrapは、CSSメタ言語であるSCSSを用いて管理されています(2020年1月時点)。SCSSは、少ない修正で多くの箇所の変更ができるシステムを構築できます。BootstrapもCSSの記述量は膨大ですが、SCSSを修正すれば簡単に様々な箇所の変更が行えるようになっています。この記事も、紹介する実例はSCSSの修正によるBootstrap