「モバイルデバイス」と「Wi-Fiのアクセスポイント」をランドマークとして使用し、三角測量でデバイスの位置を特定するというのが「Wi-Fi Positioning Systems」(WPS:Wi-Fi測位システム)です。AppleのWPSが悪用され、世界規模でプライバシーの脅威となる可能性をメリーランド大学のエリック・ライ氏とデイブ・レビン氏が指摘しました。 [2405.14975] Surveilling the Masses with Wi-Fi-Based Positioning Systems https://arxiv.org/abs/2405.14975 Surveilling the Masses with Wi-Fi\replaced-Based Positioning Systems Geolocation Services https://arxiv.org/html/
皆さんは「NICTER」をご存じでしょうか。国立研究開発法人情報通信研究機構(NICT)のサイバーセキュリティ研究所が運営するサイバー攻撃観測・分析システムで、ダークネットと呼ばれる、未使用のIPアドレスを観測する仕組みです。 未使用のIPアドレスは、本来であれば通信が発生しないはずですが、実際にはマルウェア感染機器によるスキャン活動など、サイバー攻撃に関連した通信が大量に届いています。NICTERはこれを観測することで、脅威の発見や対策の実行を進めています。NICTERWEBではダークネットの観測結果の一部をビジュアライズして公開しており、今のサイバー空間がいかに悪意に満ちているかが一目で分かるようになっています。
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