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Zennの検索結果1 - 39 件 / 39件

  • ウェブサイト制作では、游ゴシックはおすすめしない理由

    ウェブサイト制作では、游ゴシックはおすすめしない理由こんにちは、こんばんは!せきゆおう です。 游ゴシックは好きですか?僕も印刷物では使いますが、ウェブサイトでは「游ゴシックを使ってください」と指示されるまでは使いません。 また、そう指示された場合もデメリットは必ずお伝えするようにしています。 「游ゴシックってMacでもWindowsでも標準でインストールされているし、デバイスフォントとして使う際に最有力候補では?」という方も多いです。それでも僕は推奨しません。 その理由は4つあります。 ・游ゴシックはWindowsでかすれて見える ・スマホ端末に游ゴシックは搭載されていない ・実はMacOSで游ゴシックは標準では搭載されていない ・今後、システムフォントとして使えないブラウザが増える それら4つの理由を参考資料を交えつつ解説したいと思います。 その前に...游ゴシックの採用率は非常に高い

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    • 統計検定®︎準1級は実務で役に立つのか?

      タイトルの結論は、「役に立つ」です。 役に立つか立たないかの議論は一切せず、本記事では、如何に統計や数学が実社会で役に立つかを紹介します。 はじめに こんにちは。ZENKIGENデータサイエンスチーム所属の廣田です。原籍はオムロンソーシアルソリューションズ株式会社 技術創造センタですが、社外出向でZENKIGENに所属しており、数理最適化や機械学習を用いたデータの分析業務、それらの結果に基づいた顧客への提案をしております[1]。 出向先であるZENKIGENの同僚にも、原籍のオムロンの同僚にも、統計検定®の準1級や1級を持っている方がいて、私も負けじと準1級を受験しました。結果、統計検定®準1級に合格し、優秀成績賞までいただくことができました。 統計検定®合格証と優秀成績賞 試験対策を通じて、改めて統計学の考え方は有用と感じました。この手の検定試験は物事を体系的に学ぶきっかけになるため、私

        統計検定®︎準1級は実務で役に立つのか?
      • 無料で商用にも使える日本の郵便番号APIをリリースしました

        jp-postal-code-api https://github.com/ttskch/jp-postal-code-api 日本の郵便番号から住所のデータを取得できるWeb APIです。 GitHub Pagesを使用して静的なJSONファイルとして配信している ため、可用性が高いのが特徴です。また、オープンソースなのでクライアントワークでも安心してご使用いただけます。もしリポジトリの永続性や GitHub Pagesの利用制限 が心配な場合は、ご自由にフォークしてご利用ください。 日本郵便によって公開されているデータ を元に住所データのJSONファイルを生成して配信しています。JSONファイルには日本語表記・カナ表記・英語表記の住所データが含まれています。ただし、以下の注意事項があります。 大口事業所個別番号の住所データは以下のように出力されます(元データ の内容がそうであるため)

          無料で商用にも使える日本の郵便番号APIをリリースしました
        • クラウド時代のデータベースを理解するために①

          最近、分散データベースとかNewSQLとかサーバレスなデータベースとか色々聞きますよね。 でも、専門ではない人たちにとって、「何が違うの?」「自分たちに必要なDBはどれなの?」という点が分かりづらいと思います。 私も良く聞かれます。 AuroraはNewSQLですか? NewSQLってサーバレスなんですか? スケールできないDBとか聞きますけど、リードレプリカ増やせますよね? などなど。この辺に基本的なところから答えられるように、順を追って解説していきましょう。 「コンピュートとストレージは別であれ」 と神が言うと、コンピュートとストレージは分離された。 と言うのは冗談ですが、まずはここからスタートしましょう。 クラウド以前のデータベースを使っていた人にはお馴染みのように、それまでデータベースは大きな1つの箱でした。 過去に私は下図でデータベース(厳密にはRDBMS)のコンポーネントを解説

            クラウド時代のデータベースを理解するために①
          • プログラマ視点での生成AIとの付き合い方

            プログラミングについて、最近考えてることについてのポエム。 基本的に、 GPT-4 と Claude-3-Opus を使った経験を念頭に置いて話をする。機械学習エンジニアではないので、あくまで利用者に徹した視点での話。仕事で生成AIを使ったパイプラインを作ったりはしている。 生成AIの進化速度を予測しておく 今大事なことは、今AIがどの程度の性能かという定点の話ではなく、その進化の速度を認識すること。 コード生成というタスクにおいて、生成AIモデルを人間に当てはめると、こんな感じの人物像を自分は持っている。 GPT-4: プログラミング経験2年目の大学2年生 Claude-3-Opus: プログラミング経験3年目の大学3年生 ここでいうn年目は、業務経験ではなく、プログラミングの単位がある大学での、教育課程としての経験年数。今のひたすら学習量を増やす方式だと、単に1年に1年分ぐらい賢くなっ

              プログラマ視点での生成AIとの付き合い方
            • バグ報告が来た時にデキるエンジニアの動き方

              ❗❗問題発生❗❗ 作った機能のバグの発見報告が上がってきました。 この時点で何となく 「ヤバさ」 と 「あたり」 を自分の中でつけます 売上に響くやばい? 条件がある?全員? ボタンが押せないならクライアントだし、API飛んで成功してないならサーバ?届いてないならネットワークもあるか。 モバイル、Webどっち?両方? そもそもどこの環境?開発中のもの? 購入ボタンってどこのこと?特定のアイテム?それとも全部? 購入できてないってどういうこと?DBはどうなってる? まずは 👀 をつける これは 「見ていますよ」 という表現です。 もしくはリプライで 「見ます!」 と宣言するのも良いですね。 これにより投稿者は 「対応してくれるな」 と安心できます。 必要な情報をもらう 発生している環境 発生時間 アカウント名+ログイン情報 スクリーンショット・録画 この時点で試せることは色々試してもらいま

                バグ報告が来た時にデキるエンジニアの動き方
              • React 19の新機能まるわかり

                2024年4月にリリースされたReact 19 Betaの新機能について、細かい点やポイントを解説します。

                  React 19の新機能まるわかり
                • オープンソースのRAGアプリ「RAGFlow」を試す

                  かなり新し目のフレームワークRAGプラットフォームアプリ RAGFlowとは? RAGFlowは、深い文書理解に基づいたオープンソースのRAG(Retrieval-Augmented Generation)エンジンである。LLM(大規模言語モデル)を組み合わせることで、様々な複雑なフォーマットのデータから根拠のある引用に裏打ちされた、真実味のある質問応答機能を提供し、あらゆる規模のビジネスに合理化されたRAGワークフローを提供する。

                    オープンソースのRAGアプリ「RAGFlow」を試す
                  • AWSコスト異常検知を導入したら、『人にお願いする』トイルが発生したのでSlackBotを作って解消した - KAYAC engineers' blog

                    SREチームの池田(@mashiike)です。SRE連載の5月号になります。 AWSのコストについては、多くの方がすごく気にしていると思います。 カヤックでもAWSのコストの変動に関しては敏感に気にしています。 そんな方々の心のお供になる機能が、 AWSコスト異常検知(AWS Cost Anomaly Detection) です。 今回は、このコスト異常検知にまつわるトイル削減の取り組みを紹介します。 背景 AWSコスト異常検知は、AWS マネジメントコンソールの中では『Billing and Cost Management』配下にある機能になります。 この機能を使うことでAWSで発生したコストに関して、通常とは異なるコストの発生を検知することができます。 コスト異常検知自体については、CureApp テックブログ様のZennの記事がわかりやすくまとまっているので、そちらを参照いただければ

                      AWSコスト異常検知を導入したら、『人にお願いする』トイルが発生したのでSlackBotを作って解消した - KAYAC engineers' blog
                    • [Playwright]VScodeの拡張機能でらくらくブラウザ操作

                      はじめに こんにちは。スペースマーケットでWebエンジニアしてます、新卒のdumbled0reです。 4月に入社してから早2ヶ月経って、入社式が昨日のように感じています。時の流れは早い。 日頃、ブラウザ操作する時はPythonのライブラリであるSeleniumを使用していましたが、vscodeにあるPlaywrightの拡張機能を使用すれば非エンジニアの方でも簡単にブラウザ操作用のコードを書けたので紹介します。 Playwrightとは PlaywrightとはMicrosoftが開発したオープンソースのE2Eテスト自動化フレームワークです。 Chromium、Firefox、WebKitなどの主要なブラウザで対応しており、1つのコードで複数のブラウザ上で動作確認も行えます。 環境 node 20.9.0 playwright 1.44.0 拡張機能のインストール 今回使用するVScode

                        [Playwright]VScodeの拡張機能でらくらくブラウザ操作
                      • ゼロからLLMつくりたくなったときに参考になりそうなサイト

                        はじめに 「ゼロからLLMつくりたいなー」と思っていますが、なかなか時間がとれないので、いざというとき(?)のために、参考になりそうなサイトをまとめておきます。 個人的な備忘録です。まだ全然作れていないので、どれが良いという評価もできません。 NLP2024チュートリアル 良さそう。 NLP2024-チュートリアル3-作って学ぶ 日本語大規模言語モデル Neural Networks: Zero to Hero Andrej Karpathyさんの動画。英語ですが、すごい良さそう Llama Llamaの情報 GENIAC その他 LLaVA(画像系) 環境構築 モデルマージ まとめ LLMに限らず、何かをゼロから小さく作ってみるのは、回り道のようで理解を深める最短経路と思っています。すぐ効果があるようなものではないですが、こういうのはまとめて取り組んでいきたいですね。 日本語の良い書籍が

                          ゼロからLLMつくりたくなったときに参考になりそうなサイト
                        • 公式ドキュメントを読め。Qiitaを開くな。 - Qiita

                          はじめに 公式ドキュメントを読め!Qiitaを使うな このような発言はネットで時々見かけるような内容であり、ある程度プログラミングができるような方を中心に見かけるイメージのあるものです。 私はこの発言を見るたび思うことがあります。 Qiitaに投稿すべき内容を多くの人が間違っているからこのような発言が生まれている 今回は、「公式ドキュメントを読むべき理由」「Qiitaが適切な場合」「Qiitaに投稿すべき内容」について書いていきます。 公式ドキュメントを読め 「公式ドキュメントを読め」 これは私として気持ちがものすごくわかります。 公式ドキュメントにはだいたいの知りたい内容については書かれていますし、1次情報になるので情報が正確です。 QiitaやZennなどに解決方法がないかを時間を書けて調べるくらいならいきなり公式を見たほうが早く解決することも多いです。 その一方で「公式ドキュメントよ

                            公式ドキュメントを読め。Qiitaを開くな。 - Qiita
                          • 入力線画を全く変えずに画像生成AIに色塗りさせる方法

                            タイトル通り、入力線画を(基本的には)1pixelも変えずに画像生成AIに色塗りをさせる方法について解説していきます。 本題に入る前に そもそも画像生成AIによる色塗り(着彩)について知らない方向けに、既存技術でAIに色塗りをさせるとはどのような事を指すか?またどのような課題があるか?について一度整理します。 画像生成AIによる着彩 テキストから画像を生成できるという事で一躍有名になった画像生成AIですが、テキストだけでは生成したい画像を詳細に指示することが困難であるという課題を抱えていました。 そこで、テキストと比較してより具体的に生成したい画像を指示する方法として。ControlNetを用いた画像とテキストを入力して新たな画像を生成する手法が現れます。 この応用として、色塗りがされていない線画と指示テキストを入力することで、入力した線画に対し色を塗った状態の画像を生成するという方法が存

                              入力線画を全く変えずに画像生成AIに色塗りさせる方法
                            • 最近は意図的にGitHub Copilotを無効にすることがある

                              別にみんなそうするべきとは全く思わないのだけど、僕は最近GitHub Copilotを意図的に無効にすることがあるので、そのへんについて雑に書いておく。 あらかじめ言っておくが、僕はGitHub Copilotを有効にすることもある。この記事もGitHub Copilotおよびそのユーザーを批判する意図は全くない。 GitHub Copilot が便利な場面 僕がGitHub Copilotを使い始めて少なくとも一年以上は経ってる。自分が書こうと思っているコードに近いものが簡単に生成されていくことに最初は感動したし、便利な場面がはたくさんある。 具体的に便利な場面を思い返してみる。 僕は仕事ではNext.jsでフロントエンドを書いたり、NestJSでバックエンドを書いたりしているのだが、その用途では便利だった。僕は自分が関わっているプロジェクトのReactやNode.jsの書き方はある程度

                                最近は意図的にGitHub Copilotを無効にすることがある
                              • Zig探訪 - comptime編

                                イントロ さあ、やって参りました。 第1回Zig探訪のお時間です。 今回担当するのは、Zigを使い始めて早くも半年・永遠のニートことsmallkirbyです。 Zig探訪では、Zigの機能や特徴の中で面白いんじゃないかと思うものをピックアップして紹介していきます。 紹介しないこともあります。 第1回のテーマは、Zigの中でも特に重要なコンセプトであるcomptimeについてです。 Zigとは - Everything is Explicit Zigについておさらい 第1回ということで、最初に軽くZigについておさらいしておきましょう。 Zigは、2016年に開発が始まったコンパイル型汎用プログラミング言語です。 Rustが2015年に1.0リリースされた翌年に開発がスタートしたんですね。 最新のリリースはv0.12.0であり、大体1年くらいでマイナーアップデートされるようです。 まだ1.0

                                  Zig探訪 - comptime編
                                • 明示的な型注釈によって推論コストを下げるというアプローチ

                                  近年、TypeScript を取り巻くエコシステムでは、ユーザーに明示的な型注釈を求めることで、推論や型生成のコストを下げるというアプローチが注目されています。TypeScript 5.5 beta で 発表された --isolatedDeclarations オプションはその代表的な機能ですし、Deno の提供する新しいパッケージレジストリ JSR が提唱している slow types という考え方も同様のアプローチを求めるものです。 この記事では、上記のようなアプローチが提案された経緯や解決したい課題について、TypeScript を利用するエコシステムの状況も踏まえて整理します。 TypeScript を取り巻くツールチェインと型情報を利用する上でのパフォーマンス 皆さんがご存知の通り、TypeScript の型推論は非常に賢く、その機能は日々アップデートされています。特に以下のよう

                                    明示的な型注釈によって推論コストを下げるというアプローチ
                                  • Python命名規則の基本

                                    はじめに Pythonの命名規則は、コードの可読性を高めるために非常に重要です。 実はPeP8というPythonのスタイルガイドには、命名規則に関する詳細なガイドラインが記載されています。 本記事では、Pythonの命名規則について、PeP8に基づいてまとめたいと思います。 なぜ命名規則が重要なのか 命名規則(Naming Convention)は、コードの可読性を高めるために非常に重要です。 最も重要なのは一貫性(Consistency)で、コードが一貫性のある命名規則に従っていると、変数や関数の目的が明確になり、コードの理解が容易になります。 また、命名規則に従っていると、他の開発者がコードを読んだり、メンテナンスしたりする際にも、迷うことなく作業を進られるため、作業効率UPにもつながります。 Pythonの命名規則のタイプ Pythonの命名規則には、大きく分けて以下の4つのタイプが

                                      Python命名規則の基本
                                    • WordPressのブロックテーマ制作手順まとめ

                                      株式会社HAMWORKSのサイトをブロックテーマに切り替えたので、そのときにやった作業をまとめました。 作業時点のWordPressバージョン:6.5.3 元スクラップ:https://zenn.dev/chiilog/scraps/098f7e199a632a

                                        WordPressのブロックテーマ制作手順まとめ
                                      • 2日でファン限定支援サイトを作った話

                                        はじめまして。新時代IP創出事業を手掛けるsaipと申します。 普段は社員3人のスタートアップ株式会社TrippyでCCO兼CTOを務め、生成I受託事業の傍ら、AIキャラクターとのゲーミフィケーションされたコミュニケーションが楽しめるアプリ「Oz-オズ-」を開発・運営しています。 最近、「Oz-オズ-」のキャラクターのプロモーションのためにXで発信し始めた漫画の後日譚的コンテンツがメンバーシップ制で楽しめる「Oz Fanz」というWebサイトを思い立って2日で公開しました。 この記事では、どのような技術スタックを用いてそのような高速開発が可能になったかを公開し、皆様からのご鞭撻をもとに、粗いシステムを改善していこうという魂胆です。私のWeb開発歴は1~2年くらいなので、かなり考慮漏れが存在しています。テストを一切書いていないなど…。 選定の方針 あまり資金に余裕がないので、コストを極力抑え

                                          2日でファン限定支援サイトを作った話
                                        • プロンプトからREST APIを作るサービス『Hanabi.REST』の技術構成

                                          Hanabi.REST AIにHonoJSのバックエンドを書かせて遊ぶ、Hanabi.RESTというサービスを一般公開します。それに際して、この記事では、Hanabiの紹介と簡単に技術スタックを解説していきます。 皆さんは、AIがプロンプトからUIを生成する、V0というサービスをご存じですか?僕はあれを見たときに、ある妄想が膨らみました。 「V0のAPI版があれば、プロンプトからWebアプリケーションを作れるやん!!」と。 当初はハッカソン用の小プロジェクトとして始めましたが、想定以上に面白い結果が得られたため、開発を継続することにしました。技術的な制約、様々な黒魔術による不安定な挙動、LLMの劣化など、数多くの壁を乗り越えながら、約半年をかけてようやくリリースに至りました!! 次のリンクから実際にAIが生成したTwitter風のAPIを試すことが出来ます! また、会員登録すれば誰でもAP

                                            プロンプトからREST APIを作るサービス『Hanabi.REST』の技術構成
                                          • Next.js 15 RCまとめ

                                            基本的には以下のNext.js 15 RCのブログを翻訳してまとめたものになります。 TL;DR React 19 RC: React 19 RCとReact Compiler(Experimental)、ハイドレーションエラーの改善のサポート キャッシュ: fetchによるリクエストとGETによるRoute Handlers、クライアントナビゲーションのキャッシュをデフォルトで無効化 Partial Prerendering (Experimental): 段階的な採用のための新しいLayoutとPageの設定のオプション next/after (Experimental): レスポンスの後にコードを実行するための新しいAPI create-next-app: デザインのアップデートとローカル開発でTurbopackを有効化するための新しいフラグ 外部パッケージのバンドル (Stable

                                              Next.js 15 RCまとめ
                                            • RAGで文書を1トークンに圧縮する「xRAG」について

                                              株式会社ナレッジセンスは、生成AIやRAGを使ったプロダクトを、エンタープライズ向けに開発提供しているスタートアップです。 本記事では、「xRAG」という手法について、ざっくり理解します。「xRAG」とは、RAGシステムでLLMに投げるドキュメント(通常、数千文字ほどですよね。)を、1トークンに圧縮できるのでは?という手法です。 この記事は何 この記事は、RAGをする際にLLMに渡すドキュメントを1トークンまで圧縮できる手法「xRAG」の論文[1]について、日本語で簡単にまとめたものです。 今回も「そもそもRAGとは?」については、知っている前提で進みます。確認する場合は以下の記事もご参考下さい。 本題 ざっくりサマリー 「xRAG」は、RAGで渡すコンテキストを極限まで圧縮する手法です。北京大学/Microsoftの研究者らによって2024年5月に提案されました。「xRAG」を使うメリッ

                                                RAGで文書を1トークンに圧縮する「xRAG」について
                                              • レビュー待ちプルリクを減らす GitHub Actions

                                                ラブグラフのエンジニア&CTOをしております横江( @yokoe24 )です! ラブグラフでは昨年、エンジニアインターンが4名も増えました!🎉 おかげでチームの開発力が上がったのですが、こんな問題も! プルリク溜まっていく問題 どこの会社でもあるあるだと思うのですが、 開発チームの人数が増えてくると、開発力が上がりプルリクエストがいっぱい作られ、 今度はレビューが間に合わない問題が起こっていきます。 前までは、 「自分のプルリクエストがレビューされるまで、開発チームのチャンネルにリマインドし続けよう!」という方針でなんとかなっていたのですが、 インターンは常に勤務してるわけではないので各々がリマインドし続けるというのは限界があり、 インターンの作ったプルリクエストが放置されやすくなる問題が発生していきました😰 ミニマムな解決法 ミニマムな解決法としては、 プルリクに 「レビュー依頼中」

                                                  レビュー待ちプルリクを減らす GitHub Actions
                                                • React でゼロからフローチャートUIを実装する

                                                  最近、AIのワークフローを簡単に組める OSS「Dify」が注目を集めています。 Difyではブラウザ上でフローチャートを構築してLLMのワークフローを設計できます。 今回はこのUIの実装を理解するためにReactでフローチャートUIを実装してみようと思います。DifyではフローチャートUIの構築に「React Flow」を使用しています。React Flow は React で使えるフローチャートUIライブラリです。本記事の実装でも React Flow を参考にしてきます。 本記事はフローチャートUIの仕組みを理解することを目的にしています。 フローチャートUIの要素 フローチャートは主に、ノードとエッジから構成されます。ノード同士はエッジで繋ぐことができます。 この記事ではエッジ接続部分をコネクターと呼びます。 つくるもの シンプルなフローチャートUIを実装します。 今回作るフローチ

                                                    React でゼロからフローチャートUIを実装する
                                                  • デザインシステムをマルチフレームワーク(React/Vue.js)に対応させてみた

                                                    はじめに こんにちにんにん、 art です。 僕が所属するレバテック開発部では、最近デザインシステム『VoLT』が誕生しました。 レバテックでは複数のプロジェクトが運用されており、フロントエンドの技術スタックは Vue.js × Nuxt React x Next.js の2つが採用されています。 ですので、両方の技術スタックに対応したデザインシステムを作る必要があるわけですね。 あら大変。_(:3 」∠ )_ というわけでこの記事では、『VoLT』のUIコンポーネントライブラリを制作するにあたり、肝となったデザインシステムのマルチフレームワーク対応についてお話しします。 🔗そもそも『VoLT』とはなんぞや?構築の背景は?と気になった方は、こちらをご覧ください! 想定読者 デザインシステムに興味のある方 これからデザインシステム関連の業務に携わる方 すでにデザインシステム関連の業務に携わ

                                                      デザインシステムをマルチフレームワーク(React/Vue.js)に対応させてみた
                                                    • React+TypeScript のコードをタイピングするゲームを作った話&個人開発の流れについて

                                                      はじめに 自己紹介 こんにちは、株式会社ソーシャルPLUSのフロントエンドエンジニア @zomysan です。 ソフトウェアエンジニアとしての経験は10年と少しで、趣味は個人開発と食べることです。直近では Discord の読み上げ Bot「shovel」のWebインターフェイス(マイページ)機能・有償プランなどを作りました。 この記事について 個人開発でタイピングゲームを作ったので、それについて前半・後半に分けて話します。 前半では作ったタイピングゲームの技術選定の理由や 何を大事にして作ったのか? ということを紹介します。 後半は今回の開発を実例として、私が開発をするときの進め方について紹介します。誰にでも合うものではないかもしれませんが、少しでも参考になれば嬉しいです。 ゲームの紹介 tstt で遊びながら学ぼう! TypeScript Touch Typing 略して tstt と

                                                        React+TypeScript のコードをタイピングするゲームを作った話&個人開発の流れについて
                                                      • Microsoft Build 2024 - インフラ関連アップデートまとめ

                                                        2024年5月、Microsoft の開発者向けイベント「Microsoft Build 2024」が開催されました。Windows の最新 AI 機能 (Copilot+PC) が開催前日に発表されるなど、Copilot を中心として Microsoft が AI に対する投資を積極的に行っていることをアピールする場になっていました。 数多くあったアップデート・アナウンスのうち、本稿ではインフラ エンジニア[1]の観点から重要だと思われるものをピックアップして、簡単に紹介していきます。 仮想マシン: 第一世代 Cobalt 100 (Preview) Azure Cobalt 100 プロセッサを使用した第一世代の Azure 仮想マシン シリーズが提供開始されました (Dpsv6 / Dpdsv6 / Dplsv6 / Dpldsv6)。 Cobalt 100 は、Microsoft

                                                          Microsoft Build 2024 - インフラ関連アップデートまとめ
                                                        • Next.jsとPrismaをCloudflareにデプロイして月300万のDBクエリに無料で耐える

                                                          はじめに Next.js を Cloudflare にホスティングしようとすると、必然的に Edge Runtime 環境になります。しかし、Edge Runtime 環境では、Node.js Runtime と異なり、Prisma がそのまま使えません。 最初に思い浮かぶ解決策は Prisma Accelerate です。Prisma Accelerate は公式のサービスで、接続プールイングやグローバルキャッシュ機能を備えており、Edge Runtime でも Prisma を使えるようにします。 しかし、無料プランだと月に 6 万クエリの制限があり、本番運用には不安が残ります。 そこで、今回は Prisma Accelerate を自前で Cloudflare Workers 上に構築し、本番運用に耐えうるサービスを無料で開発する方法を紹介します。この方法なら、無料プランでも 月に

                                                            Next.jsとPrismaをCloudflareにデプロイして月300万のDBクエリに無料で耐える
                                                          • 複数時系列データ × Transformerの実装と評価

                                                            目次 本記事の動機 時系列解析とTransformerに対する先行研究のまとめ 複数時系列データの解析に対する課題を解決した改善モデル iTransformer iTransformerモデルの実装 実装環境と学習データ データの前処理 iTransformerモデル実装と最適パラメータ探索 数値実験と考察 本記事のまとめ 参考文献 本記事の動機 近年ではビックデータの利活用が活発になっており、データを蓄積・分析することが多くなっています。その際、機械学習やAIの実装をしてデータの分析を行う場合、データ数が鍵となっています。しかしながら、データの項目数が多いと、各項目のデータ数が少なくなる可能性があります。例えば、ある市場で売られている品種が複数あった場合、受注数の差だけではなく、受注のデータ数にも差が生じ、結果的に分析に使用可能なデータ数が少なくなり、分析の精度が低下することが考えられま

                                                              複数時系列データ × Transformerの実装と評価
                                                            • ELYZA LLM for JP (デモ版)についての解説: (1) 70Bモデルの推論基盤

                                                              はじめに こんにちは。ELYZA のML Engineeringチームの堀江 (@eemon18)、村山 (@zakktakk)です。 本記事では、弊社が2024/03/11にリリースした下記のデモについて、どのように70Bという巨大なモデルをホスティングしているのかを解説します。 まだデモを直接触れたことがないという方はぜひ一度以下のURLからアクセスし、140GBを超えるバイナリファイルからなるモデルがどのくらい高速に動作するのかを確かめてみてください。 本記事ではまず弊社推論アーキテクチャについて説明し、その後70Bを運用する際の技術選定や高速化の工夫について解説します。 推論アーキテクチャ 弊社のLLMアプリケーションのアーキテクチャは、平易に表すと以下の図のように構成されています。LLMの推論処理には時間がかかるため、アプリケーションと推論インスタンスはメッセージキューを介して非

                                                                ELYZA LLM for JP (デモ版)についての解説: (1) 70Bモデルの推論基盤
                                                              • Pythonで使える!非同期対応のRequestsモジュールとしてのHTTPX

                                                                はじめに PythonでHTTPリクエストを大量に非同期で投げる方法を探していました。requestモジュールはどうも対応していない様子なので、aiohttpを使うしかないのか…?と諦めていたところ、どうやらHTTPXが良さそうなので、試してみました。 What's HTTPX? HTTPXはDjango REST frameworkや、Starlette、Uvicornと同様に管理しているEncode社が管理しているプロダクトのようです。 HTTPX is a fully featured HTTP client library for Python 3. It includes an integrated command line client, has support for both HTTP/1.1 and HTTP/2, and provides both sync and a

                                                                  Pythonで使える!非同期対応のRequestsモジュールとしてのHTTPX
                                                                • イテレータによってGoはどう変わるのか - Gopher Day Taiwan 2024 基調講演登壇レポート

                                                                  はじめに 株式会社ナレッジワークの上田(@tenntenn)です。 2024年5月25日(土)に台湾で行われたGopherDay Taiwan 2024というGoのカンファレンスにキーノート(基調講演)スピーカーとして招待頂き参加しました。 登壇中の様子 筆者は過去に海外カンファレンスであるGopherCon(アメリカ)やGopherCon India(インド)にプロポーザルを提出し、登壇した経験があります。しかし、基調講演を行うのは初めてで英語の登壇も数年ぶりでした。 基調講演のお誘いは、前職(株式会社メルペイ)の同僚であるtenling(てんりん)さんからで、2023年のアメリカで行われたGopherConでお話したことがきっかけでした。 他の登壇者との写真。左からマネーフォワードのluccafortさん、メルペイのtenlingさん、筆者、LINEのDevRelで筆者と同じGoogl

                                                                    イテレータによってGoはどう変わるのか - Gopher Day Taiwan 2024 基調講演登壇レポート
                                                                  • Rust製TypeScript Linterにおける型情報Lintルールの模索

                                                                    Rust製TypeScript LinterであるBiome, Oxc, deno_lintなどは、TypeScriptの型情報を利用するLintルール(型情報Lintルール)[1]を持っていません。本記事では、その背景から、Rust製TypeScript Linterが型情報Lintルールを実現するための手段についてまとめます。 筆者のTSKaigi 2024で利用した下記登壇資料に情報を追加し、文章化したものです。 要約すると、以下になります。 Rust製TypeScript Linterは、安全性をさらに高めてくれるtypescript-eslintの型情報Lintルールが欲しいが、パフォーマンスを犠牲にしたくない。TypeScript Compilerに頼らずに実現するには、Alternative TypeScript Compilerや型推論が必要。型情報Lintルールの実装を型

                                                                      Rust製TypeScript Linterにおける型情報Lintルールの模索
                                                                    • DifyとGradioで作るPDF処理ワークフローアプリケーション

                                                                      DifyとGradioで作るPDF処理ワークフローアプリケーション ターゲット読者: Python開発者、特にDifyやLangchainなどのツールに興味があり、PDF処理ワークフローを自動化したいと考えている人 今日のビジネスでは、請求書の処理、契約書の分析、レポートの生成など、さまざまな場面でPDF文書が使用されています。これらのPDF文書を手作業で処理することは、時間と労力がかかり、ミスが発生しやすいため、多くの企業が自動化ソリューションを求めています。 この記事では、Dify、Gradio、Langchainという3つの強力なツールを組み合わせて、PDF処理ワークフローを自動化するPythonアプリケーションを構築する方法を紹介します。 1. はじめに Dify は、コードを書かずにAIアプリケーションを構築できるプラットフォームです。直感的なインターフェースを備えており、開発者

                                                                        DifyとGradioで作るPDF処理ワークフローアプリケーション
                                                                      • JavaScriptの正規表現でgフラグを使う際は気をつけた方が良い

                                                                        はじめに 先日こちらのツイートが流れてきました。 動画内では次のことをやっていました。 何が起きているのか、まったくわからなかったので気になってこの挙動について調べて備忘録として残します。 > const r = /boop/g undefined > r.test("boop") true > r.test("boop") false > r.test("boop") true > r.test("boop") false > gフラグとは JavaScriptを書いている方は一度くらいは/foo/gみたいな正規表現を書いたことがあるかと思います。 このgフラグをつけることで文字列内のすべてのfooが対象になります。 たとばfoobarfooの場合/foo/だと先頭のfooのみが対象になりますがgフラグを使うとbarのあとにfooも対象になります。 詳細はMDNを参照して下さい。 las

                                                                          JavaScriptの正規表現でgフラグを使う際は気をつけた方が良い
                                                                        • Vue3 + TypeScript + Prettier に対応した ESLint Flat Config の最小構成

                                                                          タイトルの構成を Flat Config で実現しようと思ったら、若干ハマったので雑に書きました。 TL; DR 別途必要なライブラリはインストールしてください。 import globals from "globals"; import pluginJs from "@eslint/js"; import tseslint from "typescript-eslint"; import pluginVue from "eslint-plugin-vue"; import vueParser from "vue-eslint-parser"; import eslintConfigPrettier from "eslint-config-prettier"; export default [ { languageOptions: { globals: globals.browser }

                                                                            Vue3 + TypeScript + Prettier に対応した ESLint Flat Config の最小構成
                                                                          • ChainlitとLangGraphを活用してAgentによる画像認識を実現する方法

                                                                            はじめに 5月13日にGPT-4oがOpenAIから発表されました。 この発表以降、Xでも多くの方がGPT-4oを試した感想を書いていました。 その中で画像認識の精度が上がって、かなり使える機能になってきているとの話があり、気になったのでまずはAPIから使えるようにしてみました。 OpenAIのモデルがVisionに対応したのはだいぶ前になりますが、 値段の割にあんまり精度が良くなさそうだったので、お恥ずかしながら今まで試したことがありませんでした。 なので今回は、 VisionのAPIドキュメントを一通り読む Chainlitのマルチモーダル機能の挙動を確認する 以前作成したChainlitとLangGraphのAgentアプリで画像認識をできるようにする という手順でやっていきたいと思います。 Vision APIのドキュメント確認 まずはVisionの使い方やコストについて、Open

                                                                              ChainlitとLangGraphを活用してAgentによる画像認識を実現する方法
                                                                            • UnityのDI超ざっくり入門 2 - [SerializeField]とコンストラクタでPureC#込みのゲーム設計をする

                                                                              はじめに 前回の記事では、UnityにおけるDI(UnityDI)の基本的な概念について見てきました。 今回は、具体的な実装例を見ながら、UnityDIの基本的・実践的な使い方を見ていきます。 [SerializeField]とコンストラクタを使ってゲームの依存関係を解決する ここからは、実際に前回の機能を利用してゲームの依存関係を解決する方法を見ていきましょう。 この話を抜きにしていきなりVContainerなどの話をしてもDIコンテナのメリットがあまり伝わらないと思うので、まずはUnityDIの基本を理解しておくことが大事だと思って書いています。 例題 例題として、以下のようなゲームを作ることを考えます。前回の例のもうちょっと実践的なバージョンです。 GameLoopSystemはPlayerのHPを監視し、HPが0になったらGameOverUIを表示する PlayerがCoinと衝突

                                                                                UnityのDI超ざっくり入門 2 - [SerializeField]とコンストラクタでPureC#込みのゲーム設計をする
                                                                              • 【Ebitengine】OXゲーム作ってみた【環境構築~遊ぶまで】

                                                                                はじめに 先日ゲーム制作の話になり、「メグとばけもの」がGo(Ebitengine)で作られたゲームと知りました。 すげー!と思ったので、何も知らないけどテンションのままに触ってみました。 全人類ゲームを作るために生まれてきているはずなので、インスタで見かけたOXゲームのおもちゃを真似して作ってみます。 ※ Goもゲーム制作もほぼ初めてのため、「こんな初心者でもゲーム作れるんだ!」と思って貰えれば幸いです。 Ebitengine とは 特徴 Goでできたオープンソースの実用的な2Dゲームエンジン 描画機能は、「矩形画像から矩形画像へ描画を転送する」のみ Windows、macOS、Linux、iOS、Android、Wasm、Nintendo Switch™ ..など、マルチプラットフォームに対応 シンプルかつGoで書かれているので、「見習いPHPerの僕でもいけるんじゃないか?」と思わせ

                                                                                  【Ebitengine】OXゲーム作ってみた【環境構築~遊ぶまで】
                                                                                1