セリプスキー氏が経営トップを務めた3年間は、良いこと悪いことさまざまな出来事があった。 売上高成長率は記録的な水準まで落ち込み、過去最大規模のレイオフ(一時解雇)実施に追い込まれ、人工知能(AI)開発競争では難題への対応を強いられた。 一方で、パンデミック期間の急成長の反動もあって一時鈍化した業績を再成長の軌道に乗せ、年間売上高1000億ドルの達成も見えてきた。 AWS広報担当のパトリック・ニーホン氏はセリプスキー氏の退任発表後、同社の現状について次のようにコメントしている。 「過去3年間の継続的な成長、イノベーション創出、収益拡大はそれ以上説明する必要のない実績ですし、2024年に入って現在に至るまでの売上高も、前四半期比で他のクラウドプロバイダーの数字を圧倒的に引き離しています」 それでも、ジェネレーティブ(生成)AI市場が爆発的な成長を遂げる中、AWSが同市場で競合他社の後塵を拝する