まず、会計領域で導入を決めたのが経理財務の「freee」と管理会計の「Loglass」である。 コーポレート本部長の岩瀬辰幸氏は、「企業規模が大きくなると、業務効率化の観点から、取引発生の度に仕訳を作るわけにはいかなくなる」と指摘する。特に、費用は現場で取引が発生したタイミングで、会計システムにデータが流れ、経理は承認のみを行う方が効率的だ。ERPを導入すればいいが、外資系大手の製品は超大手グローバル企業での利用を想定した設計で、現在のGunosyにはフィットしないと分かった。 代わりに導入したのがfreeeである。freeeであればERP的な設計で、Gunosyがやりたい自動化が可能と判断した。利用開始は21年6月からだ。また、請求書発行でも、営業系との連携に優れることを理由にfreeeを選び、利用している。 管理会計で選択したのは、Loglassである。この分野は、未だにスプレッドシー