洗脳 2020年上半期ベストに、Awich『洗脳』は入れなかった。リリック・メロディー・歌唱表現・ミュージックビデオ、その観点だけで言えば、該当すること間違いない。普段HIPHOPを聴かない層の反応も多々目撃した。解釈の幅があり、自分の解釈で共感でき、且つリスナーに考えさせるようなリリック。Awichさんのラップと演技力。「バカばっかだ全く」は、一度聴けば耳から離れない。モノトーンの映像表現、レトロなヤクザ映画風のMV。タイトルは漢字。日本人アーティストが海外に訴求するには、ルーツを生かし、日本のオリジナリティを押し出すべきと考えているので、まさにこれはお手本。(私が残念だと思う海外進出事例、星野源『Same Thing 』の正反対)。ただ、海外だと子供が性的描写の映像を目にしないような制限や自主規制が強いから、国外市場も意識するのであれば、あのシーンは挟まないか、ほのめかす映像にするか、