1982年8月にドーバー海峡を遠泳横断した日本人女性をご存知でしょうか。 名前は大貫映子さん、当時22歳だった彼女は9時間32分という好タイムで泳ぎ切ったのです。 1982年8月1日、東京の女子大生・大貫映子(てるこ)さん(当時22歳)が、イギリスとフランスの間にあるドーバー海峡35.2キロの遠泳横断に挑戦しました。 低水温に負けない皮下脂肪をつけるため、アンチ・ダイエットを行い体重を61キロにまで増やした大貫さん。 練習は過酷なもので、1年間、毎朝7時からプールで8000メートルを泳ぎ切り、日曜日は江の島で終日トレーニングというハードなものだったのです。 同年4月には、ドーバー海峡と水温が近い(約17度)伊豆下田と大島間(約42キロ)を泳ぎ抜きました。 大貫さんは東京都豊島区生まれの一人っ子。 高校1年生の時にモントリオールオリンピック(1976年)の最終選考で、個人メドレーで9位になり