NTTが光技術を使った次世代通信基盤「IOWN(アイオン)」で世界市場を狙う。離れた場所にあるデータセンターをつなぐ実証に英国と米国でそれぞれ成功した。澤田純会長によるIOWN構想の表明から間もなく丸5年。世界標準にできなかったインターネット接続サービス「iモード」の教訓を糧に国際的な枠組みづくりを急ぐ。NTTが米サンフランシスコで現地時間10〜11日に開いた技術イベント。米国の取引先の関係者
iモードは「世界に先駆けて起きた革新的な出来事」 NTTドコモの「iモード」は1999年2月にサービスを開始した。過去のリリースなどによると、2000年8月に契約者1000万人、2001年3月に2000万人、2003年10月には4000万人と契約者数を倍増させてきた。 また、3Gサービスの「FOMA」は2001年10月に開始。3G回線を使ったこれまでよりもはやい通信サービスとなり、存在感を発揮した。だが、2026年3月末でサービスを終了することになる。 とくに、携帯電話の普及をけん引したともいえる「iモード」について、ITジャーナリストの三上洋氏はこう話す。 「1999年頃のパソコンの普及率は3~4割程度でした。そんななか、1人に1台モバイルインターネットを持つという環境づくりに役立ったと思います。個人が持ち歩くモバイルインターネットで、天気や株価から、ネット利用、メール、サイト閲覧などに
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