米Microsoftは10月20日(現地時間)、自動データ変換の設定を改善し、日付のように見える値を日付に自動変換する機能を無効にできるようにしたと発表した。 自動データ変換機能は、入力データをExcelが適切だと判断した表記に変換する(本来は便利な)機能。CSVファイルで大きなデータを読み込み、製品番号の頭の0が消えていたりすることで問題になるケースなどがあった。 今回の改善で、自動データ変換してほしくない値の変換を無効にできるようになった。無効を選択できるのは、以下の4種類。 先頭のゼロを削除して数値に変換する ロング数値の最初の15桁を保持し、科学的記数法で表示する 文字「E」を囲む数字を科学的記数法に基づく数値に変換する 連続する文字と数字を日付に変換する また、CSVファイルまたは同様のファイルを読み込む際に自動データ変換があれば通知するオプションも追加された。 設定は、[ファイ
MicrosoftがOfficeの一部プランからTeamsを除外し、値下げすることを発表しました。独占禁止法違反の指摘に対するヨーロッパでの対応が全世界に適用された形です。 Realigning global licensing for Microsoft 365 https://www.microsoft.com/en-us/licensing/news/Microsoft365-Teams-WW MicrosoftはOfficeの一部プランにTeamsを含めています。しかし、SlackなどのTeamsと競合するオンライン会議ツールの開発者からは「OfficeとTeamsの抱き合わせ販売は独占禁止法に違反しているのではないか」と指摘されており、2023年7月には欧州委員会がMicrosoftに対する独占禁止法に関する調査を開始。その後、Microsoftは2023年8月に欧州経済領域(E
最近見ていないものと言えば、スライドだ。パワーポイントなどで作るような資料。ここ数年コロナ禍でイベントがかなり少なくなったから、というのもある。また、SlideShareに大量にスライドが出回っていたのが5年くらい前だったが、SlideShareが広告を強制表示するようになって、無料利用が減ったというのもあるだろう。 ともかく、技術的な情報がスライドで出てくることが体感で減少した。逆に、ブログ記事のようなテキストで表される情報の方が増えて来たような気がする。 技術的な情報は結構込み入った話が多い。パワーポイントで表現しようものなら、字ばっかりになって読みにくい。それならテキストでざっくり羅列したほうがいいんじゃないか、そんな理解が広がったのかもしれない。 特に、スライドにしたものをインターネットに更改するのはSlideShareの件もあってハードルが高くなった。PDFファイルにするという手
建設技術研究所が手掛けた橋の耐震補強設計3件で、次々とミスが判明した。3件とも、同社の社員が表計算ソフト「エクセル」で作成した同じファイルを使用し、同様のミスを犯していた。作成者自身で使うことを前提に作ったファイルだったため、他の社員が利用した際に使い方を誤った。 最初にミスが見つかったのは、東日本高速道路会社東北支社が発注した秋田自動車道の大戸川橋の耐震補強設計だ。契約金額は約9500万円で、履行期間は2018年2月~19年9月。橋脚への鉄筋コンクリート巻き立てや炭素繊維による補強、落橋防止構造の設置、縁端拡幅などの設計を実施した。 同橋の耐震補強工事は西松建設が22億4400万円で受注し、20年5月~23年9月の工期で進めている。施工途中の22年12月、縁端拡幅に当たって既設橋脚の鉄筋位置を探査した結果、アンカー削孔位置の変更が必要だと判明。同社が建設技術研究所へ削孔位置について問い合
Microsoftが、1996年8月にWindowsに導入されたプログラミング言語のVBScriptを段階的に廃止すると発表しました。 Deprecated features in the Windows client - What's new in Windows | Microsoft Learn https://learn.microsoft.com/en-us/windows/whats-new/deprecated-features Microsoft to kill off VBScript in Windows to block malware delivery https://www.bleepingcomputer.com/news/security/microsoft-to-kill-off-vbscript-in-windows-to-block-malware-de
今回は、関数LETの使い方を紹介していこう。LETは2020年11月にリリースされた新しい関数で、最新のExcel 2021とMicrosoft 365でのみ使える関数となる。その機能は「変数を定義し、その変数を使ってさまざまな処理を実行できる」というもの。他の一般的なExcel関数と比べて、かなり趣の異なる関数といえる。詳しく解説していこう。 関数LETの基本 関数LETは「変数を使ってプログラムにように記述できる関数」としてリリース時から注目を集めてきた関数だ。2024年2月時点において、Excel 2021とMicrosoft 365でのみ使用できる、まだまだ歴史の浅い関数といえる。 関数LETについての巷の感想は、「とても便利な関数」という人もいれば、「あまり意味がない」とか「むしろ混乱を招くだけ」という人もいる、評価の分かれる関数になっているようだ。「実際にどうなのか?」を各自で
頻繁ではないが、ExcelやWordを使いたくなることがある Microsoft 365のWeb版であれば無料である程度使える PCを仕事で使わない人でも、表計算やワープロが必要になることはある。こうしたとき無料で使える選択肢として、Libre OfficeやGoogleドキュメントなどのほか、Microsoft 365も制限こそあるものの、Web版(オンライン版)も入ってくる。今回は、無料で使える範囲でMicrosoft 365を調べてみた。 結論から言えば、無料のオンライン版Microsoft Officeアプリでも、文書の作成や編集、そして保存(OneDriveのみ)ができる。OneDriveに保存した後なら、リンクを使ってのファイル共有が可能で、ダウンロードしてローカルドライブで扱える。ただし、ローカルにOfficeアプリがなく、オンライン版Officeを使うのであれば、OneDr
対面イベントにおすすめなアイコン入り名札を作る方法を徹底解説 by 甲斐祐樹 2023年9月13日 先日開催されたWEB+DB PRESSの22.9周年イベント、スタッフの1人として参加してきました。 WEB+DB PRESS創刊22.9周年パーティ(副題 うまい肉とIPA) – connpass https://connpass.com/event/285724/ 今回担当した業務のうち、受付担当として今回作成したのが、アイコン入りの名札シール。Web系のイベントでは、SNSでやりとりしているけどリアルの顔や名前は知らない、という関係性も多いので、普段Webで見ているアイコンが名札にあったほうがコミュニケーションしやすいかな、と思って作成を担当したのですが、当日受付や会場でも名札を喜んでいただける声をちらほら耳にできて、がんばって作ってよかったなと思いました。 また、参加者の数名から「ど
創業時に会社が取り組むべき資金調達、営業、経理、総務、オフィス環境、ITツールなどの情報を1冊にわかりやすくまとめた、起業家向け経営ノウハウ誌「創業手帳」が主催した「創業手帳EXPO」に、累計40万部突破の『たった1日で即戦力になるExcelの教科書』の著者で、株式会社すごい改善の代表・吉田拳氏が登壇。「2週間の時短」を実現した事例や、Excel・脱Excelの判断基準などを語りました。 Excelを経営課題と考える社長や管理職の少なさ 吉田拳氏(以下、吉田):遅ればせながら、ここで簡単に自己紹介をさせていただこうと思います。あらためて、私、株式会社すごい改善の吉田拳と申します。 弊社は2010年に創業し、間もなく14期目を迎えます。事業内容は、企業向けにExcelの効率化支援を行っています。本も出していて、『たった1日で即戦力になるExcelの教科書』などの著書が、おかげさまで40万部と
Microsoftの人工知能(AI)チャットボットサービスである「Copilot」は、専用のウェブページや、モバイルアプリや、「Windows」付属のツールとして無料で利用できる。すでに、簡単にAIチャットボットにアクセスして質問したり、コンテンツを生成させたり、画像を生成させたりすることができる状態が提供されているわけだ。しかしMicrosoftは取り組みのギアを上げ、機能を増やし、アクセスを改善した「Pro」版のCopiilotを月額20ドルで提供し始めた(日本では月額3200円)。 このPro版には現在3つのメリットがあり、まもなく4つ目が追加される予定になっている。 ピーク時における「GPT-4」と「GPT-4 Turbo」のパフォーマンス改善と優先アクセス。 一部の「Microsoft 365」のアプリケーションでCopilotを利用可能(Microsoft 365 Person
Microsoftが、Meta Quest/Quest 2/Quest Pro/Quest 3向けに、Microsoft OfficeスイートのうちのWord・Excel・PowerPointの3アプリを無料公開しました。VR(仮想現実)あるいはMR(混合現実)空間で、Microsoft Officeの基本ツール3種を使うことができます。 Meta Questの「Microsoft Word 」| Quest VRゲーム | Meta Store https://www.meta.com/ja-jp/experiences/7187698601274841/ Meta Questの「Microsoft Excel 」| Quest VRゲーム | Meta Store https://www.meta.com/ja-jp/experiences/6420558991382261/ Meta
SharePoint および OneDrive (Business) では共有リンクを使ってファイルやリストアイテムなどをピンポイントで共有できますが、その内部的な仕組みについてはわかりにくく、いつかきちんと整理しなくてはなぁと思いつつここまで来てしまいました。 ですが、Copilot for Microsoft 365 が登場し、機密情報をどう保護するかということを考えていくうえでそもそも共有リンクってどういう仕組みで動いているの? というのを確認しておく必要性が以前にも増してきました。 ということで、重い腰を上げてドキュメント化しておくことにします。長いのでご容赦ください。また、弊社では下記のファイル管理に特化した研修もやっています(※ 弊社の SharePoint サイト管理基礎をご受講いただくことが前提となっております。前提コースでアクセス権限の考え方の基本などをみっちり説明してい
Lost a crucial file and need to get it back? These tips will help you recover your Office documents in no time at all. Few things are more frustrating than losing access to a document that you've been working on for hours. Whether the file has been corrupted, deleted, or otherwise lost, it can feel like an enormous waste of time and effort. Fortunately, files that you've created using Microsoft 36
やなぎや・とものり/1972年12月生まれ。1998年からITライターとして活動しており、ガジェットからエンタープライズ向けのプロダクトまで幅広い領域で執筆する。2018年から、NPO法人デジタルリテラシー向上機構(DLIS)を設立し、ネット詐欺の被害をなくすために活動している。 https://prof.yanagiya.biz/ https://peraichi.com/landing_pages/view/dlis/ 仕事を256倍速くするツールを探せ! ITの世界は日進月歩。一昔前ならとても無理だったことや、人間がやらなくてはならなかったことをどんどんコンピュータに任せられるようになっています。連載「仕事を256倍速くするツールを探せ!」では、最近出てきたサービスの中から、特にビジネスや勉強に役立つサービスやソフトウエア、ハードウエアをピックアップ。ライターが実際に使用し、使い方や
関連キーワード Microsoft(マイクロソフト) | バックアップ | セキュリティ Microsoftが2023年7月に発表した「Microsoft 365 Backup」は、同社のアプリケーションをサブスクリプション形式で利用できる「Microsoft 365」向けのバックアップサービスだ。本稿はMicrosoft 365 Backupの対象になるアプリケーションと、どういった場合に同サービスが役立つのか、何が注意点になるのを紹介する。 「Microsoft 365 Backup」の対象は一部だけ 使うべき理由と注意点 併せて読みたいお薦め記事 連載:「Microsoft 365 Backup」が登場 前編:「Microsoft 365 Backup」はクラウドの“責任共有モデル”を揺るがすのか そもそも「Microsoft 365」とは何か 「『Office 365』が終わった」
We're now finding out the damaging consequences of the mandated return to office. And it's not a pretty picture. A trio of compelling reports — the Greenhouse Candidate Experience Report, the Federal Reserve's Survey of Household Economics and Decisionmaking (SHED), and Unispace's "Returning for Good" report — collectively paint a stark picture of this brewing storm. Unispace finds that nearly hal
PCがなくても使える「Meta Quest」版の「Word」「Excel」「PowerPoint」がリリース パススルー対応ヘッドセットなら空間ディスプレイで最大3画面の作業環境が実現 マイクロソフトは、スタンドアロンVRヘッドセット「Meta Quest」シリーズ向けに「Word」「Excel」「PowerPoint」をリリースしました。PCがなくてもヘッドセット単体、あるいはマウス、キーボードをBluetoothで接続してファイルの作成・閲覧・編集・共有といった作業が可能になります。 VR空間にPCとシームレスな作業環境を実現 アプリをインストールして、初回の起動時はMicrosoftアカウントでログインが必要。ログインするとブラウザベースの「Microsoft 365」と同様のホーム画面がVR空間に表示され、テンプレートを選んでファイルを作成したり、OneDriveに保存されたファイ
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