PayPayがいよいよ、10月1日に加盟店のシステム利用手数料を有料化する。同社は2018年10月5日のサービス開始以来、店舗が掲示するQRコードをユーザーが自身のスマートフォンで読み込む「MPM方式」を利用する店舗に対して、決済手数料無料の施策を続けてきた。 「契約時に追加で発生するコストはなく、いつでも止められる」ということで、主に中小規模の店舗を中心に多くの加盟店を獲得してきたPayPayは、21年8月時点で340万カ所での利用が可能になった。だが10月1日以降はこの手数料が1.98%になる。 これを受けてPayPay利用を取り下げる加盟店もあると思うが、結論から言うと、実はPayPay有料化では「加盟店の離脱」という現象は実はそれほど起きないのではないのかというのが筆者の予想だ。大多数は「そのまま継続」というパターンになると思われる。加えて、業界全体からすると、PayPayが手数料