「待っていたんだ。ずっとずっと待っていた。君が現れるのを。ずっとずっと楽しみにしていた、君と言葉を交わすのを。」 (アニメ「まおゆう魔王勇者」第1話) 「まおゆう魔王勇者」を、毎週楽しみに見ています。 異なる種族が、異なる思想信条を持って戦争を行なっている中、その中心人物どうしが意思を疎通し合ったという稀有な状況を見ると、「玉座に座った最初の近代人」と呼ばれたフリードリヒ2世について、以下の描写を思い出さずにいられません。 傷癒えたフリードリッヒ(2世)は1229年、破門の身のまま再び十字軍の先頭に立った。 フランク(ヨーロッパ人)の皇帝来るの報に、当時、聖地エルサレムを治めていたアイユーブ朝のスルタン、アル=カーミルは様々な情報を収集して仰天した。 なんとこのたびのフランクの長はアラビア語を完全に理解し、当時の学問センターであるイスラム文化に深い敬意を表しているというではないか!それだけ