コンビニの代名詞ともいえる「24時間営業」「年中無休」の店頭表示=兵庫県姫路市で2019年7月1日、浜本年弘撮影 兵庫県姫路市内の国道沿いにある大手コンビニエンスストアでは深夜勤務で、店主の酒井孝典さん(58)が1人黙々と働く。「トイレに行く時は、脱いだ制服をレジに置いて店内を走る。お客さんも分かっていて、待ってくれる」と苦笑する。 コンビニ加盟店の経営は、半導体関連のエンジニアから脱サラ後、退職金をつぎ込んで始めて約15年になる。先月下旬には、店主業務を午前中3~4時間、夕方から夜の繁忙時や午前0~6時にも店頭に立った。深夜も来客対応はもちろん、揚げ物やコーヒー器具の洗浄、配送トラックからの商品の検品・陳列など多忙だ。