民進党の代表選への出馬を表明した記者会見で質問者を指定する蓮舫代表代行=東京都千代田区の同党本部で2016年8月5日午後3時14分、宮間俊樹撮影 記者会見 共産党との連携巡り踏み込んだ言及避ける 民進党の蓮舫代表代行は5日の記者会見で、次期衆院選での共産党との連携を巡って踏み込んだ言及を避けた。9月の代表選で党内の保守系議員からも支持を取り付ける思惑が透ける。しかし、有力候補の一人である蓮舫氏の「あいまい戦術」は、自民党「1強」を崩す展望が開けない民進党の苦悩を反映しているともいえる。 蓮舫氏は会見で、参院選での民進、共産、生活、社民4党の協力を踏まえ「基本的枠組みは維持しつつ、検討を必要とする」と述べた。これは民進党が5日の臨時常任幹事会でまとめた参院選の総括と同じ表現。次期衆院選に向け、共産党との協力のあり方を再検討する余地を残した。