ヨーロッパの言語なんて兄弟みたいなものさ 大学の授業で先生がこのように言い放ったことが鮮明に思い出される。 よく聞くのは、ヨーロッパの知識階級層は複数言語だけでなく多言語を自由に使い分けられる。しかもそれは決して珍しくはないということ。俺はヨーロッパに行ったことはないが、留学が大変盛んな大学に通っていたこともあり、帰って来た同窓生が一様に「みんな何ヶ国語も話せる」と証言していた。その何ヶ国語とは大概「欧州の国々の言語」を指す。 なぜ欧州の少なからぬ人々がそれほどまで多言語話者であるのか。その理由の一つは、ヨーロッパの言語が互いに似ているためであろう。 へえ、そうなんだ。と素直に受け取られなかった。俺はヘソが背中についている。他人のいう事を鵜呑みにすることはできない。しかし比較対象とするために欧州の言語を一つでも覚えるのは非常に骨が折れる。だからここではGoogle先生にご登壇いただこう。