ロクシタンのシアバター。 企業との取引参照のこと。 シアバター(英: shea butter)はアカテツ科のシアーバターノキの種子の胚から得られる植物性脂肪。シアーバターとも表記される。 概要[編集] シアバターはシアーバターノキの種子から作られ、主にナイジェリア、マリ、ブルキナファソ、ガーナ、コートジボワール、ベナンで生産されている。食用や薬として用いられるほか石鹸やクリームなどにも配合される。ロレアル、ザ・ボディショップ、ロクシタン、keinz、ビーバイイーがシアバターの効能に着目し、製品化して広く知られた[1][2]。伝統的に国内で消費されていたが、経済が植民地時代に形成されたモノカルチャー構造の第一次産業に依存する西アフリカ諸国にとって、近年は重要な輸出品目となっている[3]。 成分[編集] シアバターの成分のほとんどはステアリン酸とオレイン酸で、トコフェロール、カロチノイド、トリ