sudo airodump-ng -c 1 --bssid 00:11:22:33:44:55 -w aircap wlan1
0. はじめに 本記事は、Linuxを対象としたカーネルエクスプロイトの入門記事です。 カーネルエクスプロイトというのは、Linuxや*BSD、Windowsを始めとするカーネル自身の脆弱性を突くエクスプロイトです。 基本的にカーネルはシステム内で最高権限を持つ特権モードで動作しているので、ここを悪用されるとシステムの大部分(ほぼ全て)を掌握されてしまいます。 エクスプロイトと言うと、普通はユーザー空間で動作しているアプリケーションのバグをつく物が多いですが、これだと限られたレベルの権限しか奪えません。 SELinuxやjailを始めとする、OSレベルでの保護機構に阻まれるとたちまち効力を失ったりします。 しかし、カーネル自体の脆弱性をつくカーネルエクスプロイトを利用すると最高権限での任意コード実行が可能なため、大抵の保護機構はものともしません。 このカーネルエクスプロイトが特に効力を発揮
注意 本件記事ですが、私の不適切な行動(拾ったスクリプトを検証なく走らせる)が原因です。「dockerは(特に何もしなくとも)危険」との誤解を皆様に与えた点、ご迷惑をおかけいたしました。申し訳ございません。 拡散されている記事を削除するのはさらなる誤解を招きかねないと思いましたので、冒頭に注意を付記しております。以下の記事は、「自分が何してるかをきちんと検証できないとセキュリティホールを生み出す」という意味で参考にして頂ければ幸いです。 追記 Twitterやはてブで言及いただきました皆様、ありがとうございます。 本件はpullしてきたイメージが悪意ある開発者によるものかどうかにかぎらず、不適切な設定をしていると起こり得ます。 ※コメント欄に質問への回答という形で、私がそのときに走らせていたイメージの一覧を挙げておりますが、どのイメージも評判あるものだと思います。 皆様におかれましては「あ
これを実行すると現状のフィルタリングルールを確認することができ、下記のように表示されると思います。(下記の表示結果はubuntu12.04の場合です) Chain INPUT (policy ACCEPT 0 packets, 0 bytes) target port opt source destination Chain FORWARD (policy ACCEPT 0 packets, 0 bytes) target port opt source destination Chain OUTPUT (policy ACCEPT 0 packets, 0 bytes) target port opt source destination 上記のような結果が表示された場合は、policy ACCEPTと書かれていることから、全てのパケットに対して入ってくること、出ていくことが許可されてい
先日 GHOST と呼ばれる glibc の脆弱性が発表された。なんでも、「リモートから任意のコードを実行できる可能性がある」らしいではないか。しかも様々なプログラムで利用されているライブラリ部分の問題とあって、影響範囲がとても広い。なかなか厄介なことである。 はて、しかし一体全体どうやってリモートから任意のコードを実行しようというのだろう? 話を聞くに、たかが数バイトの情報を範囲外のメモリに書き込める可能性があるだけだという。実際それだけのことでサーバーの乗っ取りなどできるものなのだろうか。そんなわけで、その疑問に答えるべく、本記事では以下の URL で解説されている実際の攻撃方法を若干端折って紹介してみようと思う。 http://www.openwall.com/lists/oss-security/2015/01/27/9 なお、本記事はこの脆弱性そのものに対する緊急度などについて言
Linuxディストリビューションなどで広く採用されているファイル取得ツール「Wget」に、任意のローカルファイルを操作される脆弱性「CVE-2014-4877」が含まれていることがわかった。修正版が公開されている。 「Wget」は、「HTTP」や「HTTPS」「FTP」といったプロトコルに対応しており、ファイルをネットワーク経由でダウンロードするソフトウェア。GNUが提供している。 同ソフトにおいてシンボリックリンクの取り扱いに脆弱性が判明したもの。FTPサーバから再帰的にファイルをダウンロードする際、細工されたシンボリックリンクがあると、任意のファイルが作成されたり、上書きされるおそれがある。 修正版として「同1.16」が公開されている。また、初期状態でローカル側にシンボリックリンクを作成しない「retr-symlinksオプション」が有効化されているという。 (Security NEX
10月に入り、9月までに起こったことをざっと振り返るというお題がどこかから聞こえてきたので、「じゃあ……」という感じで振り返ってみることとします。 わずか1週間程度でBashが大幅な進化を遂げた ~Shellshock大暴れ~ まだ現在進行形の事案ではありますが、9月下旬に発覚したBashの脆弱性に起因して、10月上旬までまだ収束していないShellshock。 Bash 4.3の例で説明すると、Patchlevel 25~30までは以下のような軌跡をたどっています。 9月24日にPatchlevel 25 9月26日にPatchlevel 26 9月27日にPatchlevel 27 10月1日にPatchlevel 28 10月2日にPatchlevel 29 10月5日にPatchlevel 30 この間に発見、修正された脆弱性は、CVE-2014-6271、CVE-2014-71
LinuxなどUNIXベースのOSで広く使われているシェル(コマンド実行環境)「GNU Bash」で2014年9月24日に見つかった非常に危険な脆弱性、いわゆる「ShellShock」の件で、IT業界が大騒ぎになっている(関連記事:「Bash」に重大な脆弱性、Heartbleed以上に危険との見方も)。 記者は先週末、取材でほとんど外に出ていたが、取材先を訪問するたびに必ずこの話題が出ていたほど。もちろん、ITproはじめIT系ニュースサイトもShellShock関連のニュースを盛んに取り上げている。既にこの脆弱性を悪用する攻撃も始まっており、ボットネットも出現している。この先どんな被害が出るのか、想像するのも困難な状況だ。 記者は、記者としてこの手のセキュリティ記事を書く立場だが、対策をとるべきインターネットサイトの運用者としての立場も持っている。自宅で固定IPアドレス(IPv4)を契約
※(2014/10/1 追記) 脆弱性の番号を誤って CVE-2014-6721 と表記してしまっていました 正しくは "CVE-2014-6271" です 失礼致しました ※(2014/10/7 追記) 2014/10/7 14:00時点で Shell Shock への修正パッチは6個 公開されています 既に対応済みのシステムでもパッチの漏れがないか注意してください シェルに脆弱性が見つかったらしいです このコマンドを実行すると脆弱性があるバージョンかのチェックができるようです $ env x='() { :;}; echo vulnerable' bash -c "echo this is a test" 以下のように表示されたらアウトです vulnerable this is a test どうやら、このコマンドが正常に実行できるというのがこの脆弱性の正体らしく、 echo vuln
2014-09-27: 該当サイト上にXSSがなくても攻撃可能であることが id:mayuki さんのコメントで判明しましたので全面的に書き直しました。ファイアウォール内であっても攻撃者はファイアウォール内のShellshock攻撃が通用するCGIのURLがわかっているだけで攻撃可能ですので早急に対応が必要です!会社のブログにも書いてますが、ファイアウォール内に置いてあるサーバで攻撃者が直接アクセスできないからといってbashの更新を怠っていると、条件によっては攻撃が可能となります。 条件としては、 そのサーバにはシェルを経由して外部コマンドを起動するCGI等が動いている(通常のShellshockの攻撃と同条件) 攻撃者がそのURLを事前に知っている(あるいは推測可能) となります。 攻撃者は、ユーザーを罠URLへ誘導し、以下のようなJavaScriptを罠ページ上で動かし、攻撃対象のW
脆弱性は多くの一般的な設定でネットワークを介して悪用できるとされ、特にbashがシステムシェルとして設定されている場合は危険が大きい。 LinuxなどのUNIX系OSで標準的に使われているシェル「bash」に極めて重大な脆弱性が見つかり、9月24日に修正パッチが公開された。攻撃者がbashにコマンドを送って任意のコードを実行できる可能性が指摘されており、米セキュリティ機関のSANS Internet Storm Centerなどはパッチ適用を急ぐよう呼び掛けている。 関係各社のアドバイザリーによると、bashで特定の細工を施した環境変数を処理する方法に脆弱性が存在する。悪用された場合、攻撃者が環境制限をかわしてシェルコマンドを実行できてしまう恐れがあり、特定のサービスやアプリケーションでは、リモートの攻撃者が認証を経ることなく環境変数を提供することも可能になる。 この脆弱性は、多くの一般的
Bashの脆弱性CVE-2014-6271をOS X で修正する方法です。詳細は以下から。 昨日明らかになったBashの脆弱性「環境変数に仕込まれたコードを実行してしまうBASHの脆弱性」は既にUbuntuなどでは修正されていますが、OS X ではまだ”command line tools“にアップデートがかからないので、self updateする方法をまとめました。 チェック方法 ターミナル.appを起動して以下の一行を実行 env x='() { :;}; echo vulnerable' bash -c "echo hello" この状態で vulnerable hello と脆弱”vulnerable”と出れば脆弱性が存在します。 HomebrewやMacPorts HomebrewやMacPortsを使用している場合、既にアップデートされているのでそちらをお使い下さい。Homeb
2014/09/26更新: 本日新たに公開された再修正版を適用するように、情報を更新しました。恐らく、24日のは暫定対応版で今回のリリースが正式対応版だと思います。緊急性については前回のレベルほど高くありません(が、前回の作業を行っていない場合は急ぎましょう)。 Bash使い(特にBashのCGIスクリプト書いてる人)は一刻を争うべき 2014/09/24に発表されてたBash脆弱性。 上記サイトに概要が書いてありますが、何が一番ヤバいかと言えばBashで書いたCGIスクリプトを動かしているサーバーだと私は思います。 詳しくは書きませんが、telnetコマンドで簡単に悪意のあるコードを仕込めました。悪意あるコードが、rmコマンドだったりしたら。取り返しが付きません。 解決法(RedHat、CentOS等) yumコマンドやrpmコマンドでパッケージ管理をしているRedHat系(CentOS
確認しました(苦笑) (追記: envを抜いてましたが、それだとCシェル系で確認できないので加えました) ueda@remote:~$ env x='() { :;}; echo vulnerable' bash -c 'echo this is a test' vulnerable this is a test 最初のワンライナーでなにがおこってるかというと、xの値であるはずの「() { :;}; echo vulnerable」の、echo vulnerableの部分がなぜか実行されています。 bashの文法ではシングルクォートで囲んだ中のものは何がどう書いてあっても単なる文字列であって、evalとかshとかに突っ込まない限り実行されるわけはないので、これは実装ミスかと。(と、書いたのですが環境変数に関数を仕込めるという仕様があるという話を初めて聞いて愕然と・・・。いま慌てて調べてます
定期的にこういう内容を書いて公開している気がする。昔の記事もあるのでそちらを読めばいいのだが、また書く必要性が生じてきたのであらためて書きます。 現代では AWS のようなクラウドや VPS など格安で手軽にインターネット上にサーバーを持てるようになった。しかしインターネットで誰でもアクセスできる環境でサーバーを稼働させるということは、常に人間やロボットの攻撃に晒されるということを同時に意味している。したがって初心者だからだとか、会社の中ではこうやって仕事をしているからといった言い訳は一切通用しない。セキュリティ設定をきちんとしなければ内部への侵入をたやすく許し、思わぬデータの漏洩につながるのである。とはいえセキュリティというのはトレードオフを考慮しなければいくらでも強化できるものでありキリがない。ここでは最低限これだけはやっておこうという現実的な落とし所を提示し、人々への啓蒙をはかるもの
PHP Advent Calendar 2013 in Adventarの15日目です。 みなさん、史上空前のSQLのエスケープブームの中、いかがお過ごしでしょうか? なお、「我が社のプリペアドステートメントは大丈夫なのか?」という疑問をお持ちの方には、以下の記事をお薦めします。 漢(オトコ)のコンピュータ道: SQLインジェクション対策に正解はない さて、あまりにエスケープが人気なので、プリペアドステートメントにもう少しがんばってもらいたい気がしました。そこで、今日は、以下の徳丸さんの大変に力作な記事に関連した、PDOでのプリペアドステートメントについての記事を書いてみたいと思います。 PHPとセキュリティの解説書12種類を読んでSQLエスケープの解説状況を調べてみた | 徳丸浩の日記 一応、今でこそPDOは普通に使われていますが、細かい点までみていくと、仕様なのかバグなのか、あるいはこ
Linuxサーバの構築・運用に最低限必要なセキュリティの知識の学習に最適な教科書 LPI-Japanは、Linux/OSS技術者教育に利用していただくことを目的とした教材「Linuxセキュリティ標準教科書」を開発し、無償にて公開しています。 Linuxは、多くのシステムにおいてサーバOSとして採用されるようになり、社会における重要な位置を任されるOSへと成長しました。同時に、標的型攻撃をはじめとしたサイバー攻撃は年々高度化しており、Linuxシステムにおいても高いセキュリティレベルの確保、またセキュアなLinuxシステムを構築することのできるスキルを持った人材の育成は優先度の高い課題の一つとなっています。本教材は、Linuxにおけるセキュリティを学習・再認識するために最低限必要となる知識を体系的にまとめた内容となっています。本教材が教育機関や企業研修でのLinux/OSSにおけるセキュリテ
Webサイトの改ざん事件が多発しています。Webサイトに対する基本的なセキュリティ施策を実施していればまず被害にあうことはないとは思うものの、全ての手口が公開されているわけではないので、何となく「嫌な感じ」もします。 【参考】 Web サイト改ざんに関する注意喚起(JPCERT/CC) 2013年6月の呼びかけ 「 ウェブサイトが改ざんされないように対策を! 」(IPA) @Police ウェブサイト改ざん事案の多発に係る注意喚起について(pdf) 5月から多発しているHP改ざんインシデントをまとめてみた。 - piyolog 当方のサイト(会社、個人)は、一通りのセキュリティ施策は実施しているつもりですが、絶対に改ざんされないかというと、改ざんされることは想定しておかなければならないと考えています。 当方のセキュリティ施策の例 FTPをやめ、sshのみで管理運用 sshのパスワード認証を
iptablesでサーバを守るときに知っておくと良いことを3つ紹介します 1. 接続回数を制限する(IPアドレスごと) hash_limitを使います これにより特定ホストからの大量アクセス、DoS攻撃を緩和することが可能です 例 2. 接続回数を制限する(サービスごと) limitを使って制限します これにより多数のホストからの攻撃、DDoS攻撃を緩和します limitを使った制限は全ホストが等しく制限を受けるため、ssh等に設定すべきではありません。 (攻撃を受けている間は自分たちも制限されるため) Webサーバが大量アクセスで落ちそうな場合は使えるんじゃないでしょうか? 例 3. 接続IPアドレスを限定する IPアドレスの国別割り当てをAPNIC等から取得してコマンドを作ります この手のルールは長くなるので、ユーザー定義チェインにしたほうが見やすくなります 例 あとはこんな感じのスク
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