「江ノ電」の名前で親しまれる江ノ島電鉄で、4月28日、お菓子などの大手メーカーである明治の広告電車が運用を終えました。 同社の車体広告が江ノ電で始まったのは、1992年のこと。江ノ電では、車体に広告を掲出することは珍しくありませんが、出稿期間の長さ(31年)は明治が断トツでしょう。また、明治の広告は、車体のみならず、駅のベンチに入ったことも。長い歴史の中で、両社の関係性は深いものだったといえるでしょう。 明治の広告掲出を最初に担当した車両は、300形の301編成(1992年に引退)。広告の内容は、現在も西日本で販売されている「カール」です。車体に広告を出すだけなく、塗装そのものをスカイブルーをベースとした、いわゆる「納涼電車」を思わせるようなものに変更。江ノ電の標準色(クリーム色と緑色のツートン)と大きく異なるスタイルが注目を集めました。その後も、同社の車体広告は車両を変えながら、車体全体