みなさま、こんばんは。 大昔、私がまだ大学生だった頃。 一般教養の講義で「図書館学」を受講したことがあります。 その講義の中で、私は戦後の学校図書館法が昭和28年につくられたものだと知りました。なので、学校図書館法の中に 「すべての学校は図書館を設置しなくてはならない。」 という趣旨の一文を見たとき、心の底から感動したことを覚えています。 だってね? みなさま、想像してみてください。 昭和28年。 戦後の混乱期を抜け出すために、人々が必死だった時代。 いわゆる「団塊の世代」が一斉に小学校に通っていた頃。 教室が足りなくて講堂を仕切っていくつものクラスが授業をしていたとか、一クラスに60人もの生徒がぎゅうぎゅう詰めになっていたとか、児童が午前と午後とに分かれて登校していたとか、子どもが少なくなった今の時代からは想像もできないほど、「教室が足りない!」エピソードで溢れかえっていた時代です。 そ