中国企業であるファーウェイの日本法人が初任給40万円で新卒求人を出している件が話題となりました。一般的な大企業で大卒新人の初任給は20~25万円が相場ですから、ずいぶんな太っ腹に見えますね。 【参考リンク】ファーウェイの初任給月40万円が話題 なぜ、ファーウェイと日本企業の初任給はこれだけの格差が生じているんでしょうか。そして、若者はどちらに就職する方がおトクなんでしょうか。 ファーウェイは“たぶん”終身雇用じゃないから同じような事業を似たような規模で行っている企業同士なら、人件費の総額にそう大きな違いはありません。差が出るのは分配の仕方が原因です。日本の大手企業は終身雇用なので、どうしても毎月の給料は低く抑える必要があります。細く長く支払うイメージですね。また、年功序列で高給取りのベテラン社員が大勢いるので、その人たちにまわす人件費も確保しないといけません。結果、新人の初任給は低く抑えら
経産省の若手官僚が作成したレポート「不安な個人、立ちすくむ国家」が話題となっている。Yahoo!トピックスにも載っていた。 経産省若手による“日本なんとかしないとヤバい”的資料に注目集まる 「作者たちで政党作れ」「恐ろしいことが書かれてる」(ねとらぼ) - Yahoo!ニュース https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170519-00000058-it_nlab-life 経産省若手の提言「ヤバイ感がすごい」 「2度目の見逃し三振は許されない」(J-CASTニュース) - Yahoo!ニュース https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170519-00000015-jct-soci もともとの資料はこれだ 「不安な個人、立ちすくむ国家」(経産省) http://www.meti.go.jp/committee/summa
日本史上最大の噴火は富士山宝永噴火や桜島大正噴火だ。おおよそ1.5立法キロメートル(東京ドーム1300杯)のマグマを噴き上げた。一方でこの火山列島では、このような大噴火の数十倍〜数百倍ものマグマを一気に噴出する「巨大カルデラ噴火」がしばしば起きてきた。直近のものは7300年前に現在の薩摩硫黄島(鹿児島県三島村)周辺で起きた鬼界カルデラ噴火である。この噴火では高温の火砕流が海を渡って九州を襲い、モダンな文化を育んでいた南九州縄文人を絶滅へと追いやった。また噴き上げられた火山灰は東北地方にまで達した。 巨大カルデラ噴火の発生確率日本列島では、地質記録がよく揃っている過去12万年間だけでも10回の巨大カルデラ噴火が起きてきた。単純に「周期」を求めると約1万2000年程度。そして鬼界噴火から既に7300年経過している。だから次の噴火が迫っている、とこれまで専門家は警告してきた。しかしこれでは、あと
なくならない研究不正2016年。 科学界を振り返ると、日本国内では、大隅良典博士のノーベル賞で沸いた年だったと言えるが、報道はあまりされなかったものの、世界でも、そして日本でも、研究不正(捏造、改ざん、盗用を中心とした研究に関する不適切行為)に関する事例が話題になっている。ここでは、2016年を振り返りたい。 国内では~東北大、東大、岡山大、富山大…まず日本国内を振り返る。あくまで2016年に何らかの動きがあったという点で数例のみ取り上げており、発生から時間がたっている事例もあるし、これがすべてではない。 この欄でもたびたび触れてきたが、まずは岡山大学の事件について取り上げなけばならない。 炎上岡山大学~研究不正疑義申し立てた教授が解雇される岡山地裁、「研究不正告発で解雇」無効の仮決定~岡山大学事件続報岡山大学事件~教授の解雇無効仮処分に対する異議申し立て棄却研究不正の疑義を申し立てた教授
12月19日、日本英語検定協会(通称「英検」)から味わい深い調査結果が発表された。 社会と英語の関係の調査分析を専門の一つにする人間として、ぜひ紹介したくなる味わい深さである。 英語力とQOL(クオリティ・オブ・ライフ)の関係性調査結果 | 協会について | 公益財団法人 日本英語検定協会 調査結果から英検がどのような結論を出したかは小見出しを見るとよくわかる。以下、引用。 ■英語の早期学習はやはり効果的である ■若い年代ほど仕事での英語の必要性を感じている。 ■英語学習を早くスタートするほど、将来的な平均年収は高くなる ■50代男性の英検1級取得者の平均年収は1,100万円以上 ■英検1級、準1級取得者ほど、仕事での英語の必要性と、幸福度は高い なお、調査手続きも引用しておこう。 調査は、英ナビ!...の社会人会員の方に、英語力と人生・生活の質(クオリティ オブ ライフ=QOL)の関係性
こんにちは。ヨッピーです。普段は「銭湯の神」として主にインターネットでは銭湯の普及活動にいそしんでおります。銭湯は、いいぞ。 DeNAパレット構想さて、ご存知の方も多いかもしれませんが、横浜DeNAベイスターズのオーナー企業であり一部上場企業であるところのDeNAが運営する「DeNAパレット構想」傘下のキュレーションメディア群が盛大に炎上、稼ぎ頭のMERY、炎上の発端となったWELQを含む10媒体全てが運営を停止、記事が非公開になるという局面を迎えており、DeNAの株価にも影響を与えている模様です。 DeNAが「MERY」全記事の非公開化を発表「厳正かつ公正な調査」のため https://www.buzzfeed.com/keigoisashi/dena-mery 更に本件がリクルートやYahoo!、サイバーエージェントなど大手各社に飛び火したことで新聞雑誌地上波問わず各所の注目を集めてお
7月31日、大相撲の元横綱千代の富士の九重親方(61)が東京都内の病院で死去したことが報じられました。現役時代、その技の美しさと圧倒的な強さに憧れを抱いた世代の一人として、心から哀悼の意を表します。 報道によると、九重親方は去年すい臓がんの手術を受け、その後は職務に復帰したものの、最近になって転移が見つかったとされています。 実はこの「すい臓がん」という病気は、検査や治療の技術が進歩した現代においても治癒が難しい、とても「やっかい」ながんなのです。 すい臓がんで亡くなる人は、増え続けている余り知られていないことですが、いまがんで亡くなる人は減り続けています。 亡くなる人の数自体は増え続けているのですが、それは高齢化の影響が大きく、年齢の影響を排除すると、がん全体の死亡率は年々減り続けているのです。主要ながん(胃がん、大腸がんなど)の死亡率を見ても、男女ともにおおむね横ばいか、減っています。
医師免許を持ったテレビ局社員誕生今春、医師免許を持ったテレビ局社員が誕生した。筑波大学医学専門学群を卒業し、医師国家試験にも合格したという吉藤芽衣さん(24)。 ドラマ制作を希望し「医療ドラマが大好きで医者になろうと思ったんですけど、でも本当に好きなのはドラマだったと気付いてテレビ局に挑戦しました」と動機を語った。 出典:TBSに超異色新人 医師国家試験合格も「ドラマ好き」と入社 医師国家試験に合格しても、臨床研修をしていないので、診療行為はできないが、医学の専門知識を生かして、優れたドラマを作ってほしいと思う。 今までも医学部を出て新聞記者になった人や作家になった人もいるわけだから、報道や芸術というのは、医学を生かす一つの道だと思う。 読売新聞は、医師の記者を募集したくらいだから、医学の専門性はいろいろな場で生きるということだ。 批判沸き起こるところが、せっかく医学部を出て医師国家試験に
まずは一次ソースを当たるべし最近ちまた、特にインターネット界隈で「集団的自衛権」に関連する形にて、「徴兵制」「軍事大国」、召集令状に該当する「赤紙」、挙句の果てには第二次大戦の軍事的独裁者「ヒトラー」の名前を持ち出し、さらには「若者が前線に」とまで断じ、大きな声を挙げてヒステリックに論調を展開するのが流行の気配を見せている。それらは概して注目を集め、読まれている感がある。 しかしその内容については、多分にセンセーショナリズム的な手法によるもの、さらにいえば煽動主義、イエロージャーナリズム的なものと評せざるを得ない。「集団的自衛権」そのものに関しては、(勝手解釈をしている自称識者のものでは無く)一次ソースにあたる内閣官房の公式ページ中の「安全保障法制の整備について」の全文、さらには「「国の存立を全うし、国民を守るための切れ目のない安全保障法制の整備について」の一問一答」を読めば、常識レベルで
先行報道とそれを起因とした騒動2013年12月19日付で外務省による対報道発表が行われた「米国における対日世論調査」。それを基に各新聞社で発せられた記事内容は、それなりにセンセーショナルなものだった。同時に各新聞社、あるいは編集・記者サイドの解釈・思惑が多分に盛り込まれた、あるいは映し出された展開を見せることとなった。 中でも各ブログや掲示板で多数引用されたのが、朝日新聞の記事「米世論「日米安保を維持」急減 「重要パートナー」中国に抜かれる 外務省調査」。グラフ付きで「アメリカにおいて日米安保維持率は一般人・有識者共に急落。該当項目の調査開始以来最低を示した」というもの。また記事タイトルでは「重要パートナーは日本から中国にスライドした」的な話が書かれ、ショッキングな内容となっている。紙面ではさらにその理由として、尖閣諸島周りの日中対立に嫌気が差し、巻き込まれるのを嫌ったからではないかとの分
特定秘密保護法が成立しましたね。 この法案を巡っては、反対論陣を張ったメディア、特に朝日新聞と毎日新聞が批判的な報道を連日繰り返していましたが、法案成立時に毎日新聞は「民主主義死す」とまで題した見出しをつけています。 特定秘密保護法:成立 軽々と、民主主義死す 「息苦しい世になるのか」 出典:毎日新聞 12月7日朝刊 民主主義が死んだとは穏やかではありませんね。本当に民主主義が死んだのであるならば、メディアによる政府批判や、私のような一介のブロガーが呑気にブログ書いてたりは出来ないと思うのですが、「民主主義が死ぬ」というフレーズは、昔から色んな政治家が、揉めた法案がある度に発言していた記憶があります。 そこで、平成以後に国会議員が発言した「民主主義の死」に類する発言をいくつかピックアップしてみました。(肩書はいずれも発言時) 自自公の数の横暴で民主主義が死にかけている。一日も早い解散を迫っ
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