前巻のおさらい 前巻はDynamoDBのデータモデリングをするにあたって必要な考え方について、RDBとの対比を交えながら触れてきました。 marcy.hatenablog.com 今回は この巻では、実際にどのようにデータモデリングしていけば良いのかといった実践的な内容を、いくつかの汎用的と思われるパターンを例にしつつ書き記していきたいと思います。 たぶん、今までの3巻の中で一番今までの巻を理解していないとピンと来ない内容だと思うので、まずは第壱巻と第弐巻を読むことをオススメします。 Partition Keyの決め方 まずは、DynamoDBでテーブルを作る際に必ず必要な Partition Key の決め方です。前巻では以下のように書きましたが、じゃあ実際にその識別子はどうやって採番するのか?ということです。 ECサイトなら「ユーザ」「商品」「注文」といった特定の意味のある存在を表す実
※この投稿は、米国時間 2018 年 7 月 27 日に、The Keyword に投稿されたものの抄訳です。 Google Cloud Next '18 は、GO-JEK CTO の Ajey Gore 氏がスクーターでステージに登場し、Target CIO の Mike McNamara 氏による講演など、素晴らしい基調講演やセッションに彩られた、感銘深く、同時に学びが多い 1 週間になりました。今回、Google Cloud コミュニティから 23,000 人を超えるビジネスリーダー、デベロッパー、パートナーが参加し、290 名を超えるお客様の講演に耳を傾け、クラウドビジネス変革について意見を交換し、数百あるブレイクアウトセッションに参加しました。すべての人が利用できるクラウド構築実現を目指し、”Made Here Together” をテーマにした本イベントに、本当に多くの皆さまに
前巻のおさらい 前巻はDynamoDBのデータモデリングをする前に知っておいた方が良いDynamoDB自体の仕組みやデータ構造のお話でした。 marcy.hatenablog.com 今回は 今回はデータモデリングを行う際に必要なマインドセット、つまり「考え方」について書き記したいと思います。非常によく聞かれる「RDBとの考え方の違い」といった切り口で進めていきたいと思います。 RDBとはアプローチが真逆 RDBのデータモデリングをする場合、まず正規化されたデータのスキーマを決めることから始めると思います。慣れてくると律儀に第一正規化から始めずにいきなり第三正規形あたりから設計しだすことも多いと思います(私もそうです) そして、データのスキーマが決まってからそれに対してどのようにアクセスするか(=SQL)をアプリケーションを設計する際に考えていくというのがRDBでの一般的なアプローチではな
動機など 最近、Serverlessの文脈からDynamoDBのテーブル設計の相談を受けることが多くなってきていて、Podcastでも話したけどけっこう図とかが無いと説明しづらい領域なので、まとまった資料がほしいなということでまとめてみる。 cloudinfra.audio どう考えても長編大作エントリ不可避なので気力が続けば第二巻以降に続きます…!(フィードバックが多いと頑張れるかも…!) 本巻の対象と前提知識 本巻はDynamoDBのデータモデリングにスコープを絞っています。DynamoDBおよびデータベースの一般用語などについての説明は省きます。 前提知識としては以下のようなものになるかと思います。 DynamoDBのサービスとしての概要や用語( WCU , RCU , GSI , LSI など)を知っている Hash TableやB-Tree(B+Tree)といったデータ構造がどん
照井さん(marcy-terui / nobolycloud重課金勢)ゲスト。Patreon登録についてあれこれのお知らせ。 Serverlessシステムのアーキテクトとしてどのようにシステムを作っているかについてのお話と、地方エンジニアキャリアのアイデア出しのようなことをしました。 本トラックには、下記のチャプターがついていますので対応プレイヤーとあわせてご利用ください。 00:00:00 OP00:01:20 Patreon登録のおしらせ00:10:20 Stripeで簡単支払いフォームとPaionner00:18:00 Serverlessシステムのアーキテクト00:24:52 DynamoDBのモデリング00:36:25 Serverlessシステムを構築管理するツール00:39:30 AWS Appsync00:49:55 テストや監視、運用設計の話00:57:40 CQRS01
AWS News Blog AWS Lambda Adds Amazon Simple Queue Service to Supported Event Sources We can now use Amazon Simple Queue Service (Amazon SQS) to trigger AWS Lambda functions! This is a stellar update with some key functionality that I’ve personally been looking forward to for more than 4 years. I know our customers are excited to take it for a spin so feel free to skip to the walk through section b
AWS News Blog New – Amazon Linux WorkSpaces Over two years ago I explained why I Love my Amazon WorkSpace. Today, with well over three years of experience under my belt, I have no reason to return to a local, non-managed desktop. I never have to worry about losing or breaking my laptop, keeping multiple working environments in sync, or planning for disruptive hardware upgrades. Regardless of where
Amazon API Gateway でプライベート API を作成できるようになりました。Private API は VPC エンドポイントを使用して Amazon Virtual Private Cloud (VPC) 内からのみアクセスできます。 プライベート API を使用して、公開インターネットから絶縁できる Amazon VPC 内にとどまるように API トラフィックを制限することを選択できます。プライベート API を使用して、VPC 内のリソースまたは AWS Direct Connect 経由でデータセンターに接続されているリソースにのみ REST API をセキュアに露出できるようにすることもできます。リソースポリシーを使用してクロスアカウントアクセスを可能にするだけではなく、選択した Amazon VPC および VPC Endpointsへのアクセスを制限すること
AWSはなぜ、ECSがあるのにKubernetesのサービスを始めたのか、コックロフト氏に聞いた:AWSとオープンソース(1) Amazon Web Servicesが、オープンソースへの取り組みを強めている。同社は具体的に、何をどのようにやろうとしているのか。AWSクラウドアーキテクチャ戦略バイスプレジデントのエイドリアン・コックロフト氏へのインタビューを、2回に分けてお届けする。前半では特に、Kubernetesベースのコンテナ管理基盤運用サービスを提供開始した理由などを聞いた。 Amazon Web Services(以下、AWS)が、オープンソースへの取り組みを強めている。同社は具体的に、何をどのようにやろうとしているのか。本連載では、同社におけるオープンソースへの取り組みを指揮する、AWSクラウドアーキテクチャ戦略バイスプレジデントのエイドリアン・コックロフト(Adrian Co
AWS announced Kubernetes-as-a-Service at re:Invent in November 2017: Elastic Container Service for Kubernetes (EKS). Since yesterday, EKS is generally available. I discussed ECS vs. Kubernetes before EKS was a thing. Therefore, I’d like to take a second attempt and compare EKS with ECS. Before comparing the differences, let us start with what EKS and ECS have in common. Both solutions are managing
AWS News Blog Simplify Login with Application Load Balancer Built-in Authentication Today I’m excited to announce built-in authentication support in Application Load Balancers (ALB). ALB can now securely authenticate users as they access applications, letting developers eliminate the code they have to write to support authentication and offload the responsibility of authentication from the backend
この記事は、第2回ウェブシステムアーキテクチャ研究会の予稿です。 ウェブシステムをモニタリングするために、高可用性、高書き込みスケーラビリティ、メトリックの長期保存が可能な時系列データベースが求められている。 これらを実現するために、性能特性の異なる汎用Key-Value Store(以下KVS)を組み合わせ、透過的に問い合わせ可能な、ヘテロジニアス時系列データベースであるDiamondを開発した。 この記事では、Diamondを分散システムの観点で捉え、アーキテクチャ、データ構造、実装を紹介し、考察によりFuture Workを議論する。 1. はじめに 2. アーキテクチャ アーキテクチャ概要 動作フロー データ構造 KVSの機能要件 3. 実装 実装概要 KVS間のデータ移動 データ位置の解決 費用特性 4. 考察と今後の課題 Diamondの欠点 将来機能 5. まとめ スライド
5月の頭に開催されたCloudNativeCon & KubeConにてCloudEventsが発表されました。これはこれからのイベントドリブンなアプリケーション開発を助けるための重要な仕様であり、’サーバーレス’な世界はこれから次のフェーズに突入したといえるでしょう。 CloudEventsのスコープ自体はシンプルです。サーバーレスアプリケーションを開発する上で、イベントをより簡単に処理できるようにするためのメタデータのセットが含まれています。 例えば、AWSのS3にオブジェクトが作成された時のCloudEventは以下のようなJSONで表現されます。 そしてCFCN内で議論が進められており、Google, Microsoft, IBM, VMware, SAP, Oracle, Huawei, Alibaba, Red Hat, Iguazioといった様々なベンダーが参加しています。C
Sapporo.awsとは 札幌を主体に開催する、AWS の勉強会コミュニティです。 登壇者と参加者とディスカッションしながら進行していきます。 会ごとに、基礎、応用、ガチとレベル付けて開催しますので、ご興味のあるテーマおよびレベルで参加ください。 今回は「AWSごった煮」です。 レベルとしては、こんな方々に来て欲しいと思っています。 AWSを使っている方 AWSをもっと使っていきたい方 AWSの最新情報に興味のある方 とにかく、AWSをテーマにディスカッションしたい方 いずれにしても、一度もAWSを触ったことがない、アカウントを持っていない方向けの立て付けにはなっていませんので、あらかじめご注意ください。 セッション/タイムテーブル 時間 セッションタイトル スピーカー
Kubernetes のない世界 セクションナイン吉田さんからお声がけいただき、2人で Japan Container Days v18.04 にて『Kubernetesのない世界 -すべてがサーバーレスになる-』というタイトルで発表してきました. 我ながら賛否両論な良タイトルを生み出したと満足しています. 当日の発表が漫談になってしまったのは楽しかったので良いとして、吉田さんと僕ではこのテーマにおける考え方が異なります. そこであらためて僕の考えを脳内整理も兼ねて書いたのがこの記事です. 基本的には僕の妄想ポエムなので、そういうのが苦手な方はそっとタブを閉じると良さそうです. スライド 結論 すべてが「サーバーレス」になる日はいつか来る そのためには FaaS と Docker に代表されるコンテナ技術の間にもう一つ何かが必要 なぜそう思うのか、以下ポエムです. コンピューティングリソー
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