新型コロナウイルスのパンデミックにより、シリコンバレーでのモビリティビジネスの在り方が様変わりしているという。この状況下で、どのようなモビリティビジネスが成長しているのか。経済産業省が主催するシリコンバレー D-Labでシリコンバレーから最先端のモビリティの状況を発信し続けてきたデロイト トーマツ ベンチャーサポートの取締役COO木村将之氏に現在の状況や今後の見通しを聞いた。 同氏は、「コロナにより、モノの移動に力点が移った。移動の手段化が進み、移動需要を把握するプレーヤーと移動手段を提供するプレーヤーの連携が進んでいる。今後は、モノの移動に関連する周辺分野でのビジネス創出に期待が高まる」と分析する。 ヒトの移動からモノの移動へ Uberの第2Q(4月~6月)決算がモノの移動へのシフトを感じさせる。従来、成長を牽引してきたライドシェア(ヒトの移動)に関する売上と、デリバリー(モノの移動)に