漫画家・石川賢が永井豪と合作したシリーズ《ゲッターロボサーガ》の最終作「ゲッターロボ アーク」 がテレビアニメ化され、先月から放送されている。 《ゲッターロボサーガ》はアニメーションでも独自の展開を見せており、多数の作品が混在しているが、最新作「ゲッターロボ アーク」のキャラクターデザインを手がけるのは、かつて「戦国魔神ゴーショーグン」(1981年)や「六神合体ゴッドマーズ」(1981年)、「超電動ロボ 鉄人28号FX」(1992年)でもキャラクターデザインを担当した大ベテラン、本橋秀之さんだ。 ロボットアニメのもっとも熱かった時代を生き抜いた敏腕アニメーターは、今のアニメ業界をどんな目で見ているのだろう? お話をうかがうと、今は失われた現場の熱い気骨が浮かび上がってきた。 70年代スーパーロボットブームの真っただ中へ、新人アニメーターとして参戦 ── 今回の「ゲッターロボ アーク」は、ス