北富士工業高校資料館・校歌について校歌の起源 本校は中堅技術者を養成する工業高校であるので、 校歌は詩人ではなくエンジニアにお願いし、技術者としての精神を具現化した姿で制作していただきたいと、 学校長をはじめ職員生徒一同が強く希望していた。 そのような気運の中、昭和３８年７月１３日、開校以前よりご指導くださった当時文部省調査官の 土井正志智氏が、本校に視察に見えた。その際に学校長より校歌制作について相談したところ、 東京大学工学部機械工学科渡辺茂教授を紹介してくださった。 ７月２５日に学校長が東大に渡辺博士を訪ね、本校設置の由来、経過などをくわしく話し、 作詞・作曲をお願いしたところ博士も快諾くださり、７月３１日から３日間にわたり 学校当局や地元の郷土史家や古老よりこの地方の事情を聴取したり、 富士五湖を中心に広大な富士北麓を視察し、夏休みを利用して作詞をされたのである。 作曲は日本電子工業振興会の小型汎用機「ＯＫＩＴＡＣ
