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ブックマーク / kenmogi.cocolog-nifty.com (8)

  • 茂木健一郎 クオリア日記: どうせ、ベタ記事にしかならねえぜ。

    昨日、代々木公園野外音楽堂で「就活生の音フェス」があった。明治神宮の森を抜けて、駆けつけた。ちょうど、定刻の10時。しかし、少し押した。 「ユーストリームするのか?」と聞いたら、「機材がありません」などと言うので、その場でマックブックを出して、e-mobileでつないで自分でユーストリームした。生中継しながら、録画した。 最初の僕のセッションが終わって、次の杉村太郎さんが喋っている時に、舞台のそででMacBookのそばに座っていたら、実行委員の女の子が来て、「あのう、お客さんから見えないところに下がってくださいと、ディレクターから指示が来ていまして」と言う。 その女の子には全く罪がないのだが、オレはカチンと来て、「邪魔なのか?」と聞いた。そうしたら、「メディアの方もいらしてますから」というので、ますますアタマに来て、「どうせベタ記事にしかならねえぜ」と言った。 今朝の朝日新聞東京版に記事

    Pandasista
    Pandasista 2010/09/15
    数はどうあれ、当事者や興味がある人にちゃんと届くのがメディアの役割って事か。
  • 茂木健一郎 クオリア日記: 坂本龍馬が現代に生きていたら、スティーヴ・ジョブス氏のよき友人となったろう

    グローバリズムの時代となり、インターネットをはじめとする情報ネットワークで世界中が結びつけられ、偶有性が避けられない時代。このような時代に日が適応し、再び輝きを取り戻すためには、「脱藩」精神を持つことが避けられない。 日人が「脱藩」精神を発揮する上で、阻害要因になっていることはいくつかある。実際、日人の多くは、「脱藩」からほど遠い生活を送ってきたし、今も送っている。 やっかいなのは、それらのことの多くが、明示的なルールにも、言語にもできないということである。無意識のうちに日人の多くが従っている暗黙のルールがある。 そして、そのことに、日人である私たちは、なかなか気付かないのである。 意思決定のプロセスや、システムの在り方を議論する際に、しばしば「マインドセット」という言葉が使われる。ある組織やグループに属する人々がさまざまなことを評価したり、行動の選択をするにあたって暗黙のうちに

    Pandasista
    Pandasista 2010/07/06
    はて現代の龍馬はどこにいるのか。
  • 茂木健一郎 クオリア日記: 日本の大学のガラパゴス化

    最近、さまざまな大学では、「就職」への対応を売り物にしているのだという。大学三年の秋から就職活動が始まるという日の企業の「慣行」に合わせて、一年生の時からキャリア教育をするのだという。 このような風潮は、二重三重に間違っていて、最終的には日の国益を損すると私は考える。 日の大学が、日の企業の予備校化するということは、日の大学のガラパゴス化をますます加速化させる。現状でも、日の大学は、日で生まれ、日語を母国語とする学生しかほとんど志望しない「日でしか通用しない商品」となっている。日の企業への就職の予備校となることは、つまりは、日の大学が日の企業に就職することに興味がある人以外には、進学することを検討するに価しない存在になることを意味する。 日の大学で学ぶ学生たちにとっても、就職予備校化は長い目で見れば致命的な欠陥となりうる。なぜならば、大学で身につけるスキルが日

    Pandasista
    Pandasista 2010/05/26
    サボテンもワカメも食えるハイブリッド大学生に。 (そんなハイブリッドいらん)
  • 茂木健一郎 クオリア日記: スランプ

    先日、堀川高校に講演に行ったとき、 手を挙げて「スランプはどのように 克服したら良いのですか?」 と聞いた高校一年がいる。 「何のスランプなんだ」と尋ねたら、 「シンガーソングライター」と答えて、 満場が爆笑となった。 「君は人前で歌ったことがあるのか?」 と聞くと、 「文化祭で歌ったことがある」 と答えて、また周囲がうわんと笑う。 「じゃあ、ここでやってみてくれ」 と言ったら、「灯台は周囲を明るく照らす けれども、足元は暗い」というような メロディーを彼はアカペラで歌った。 「すぐそうやって歌うのはエライけれども、 ここはいわば身内の場所だから、当に 飛躍しようと思ったら、アウェー戦を しなければならない。京都駅前とかで、 歌ったことはあるのか? ストリートで、 何も知らない人の足を止めるのは大変だぞ」 と言うと、黙って聞いている。 「それから、逆に、思い切りプライベートに、 好きな女

    Pandasista
    Pandasista 2008/12/15
    キッカケの話。 ひとつの出会いや教えで 生き方って変わるんだ。
  • 茂木健一郎 クオリア日記: 中居クンの判断

    第58回紅白歌合戦のゲスト審査員を させていただく。 NHK放送センターには、 午後3時に入った。 まずは、10階の『プロフェッショナル』班 がある社会情報番組の部屋に行き、 有吉伸人さんと合流。 ラジオセンターに向かい、 15時30分から16時15分まで、 ラジオ第一で、古屋和雄さん、 有江活子さんとともに、 「守りたいもの、守るべきもの」に ついてお話しする。 そのままNHKホールへ。 審査員席に座る。 青木功さん、新垣結衣さん、上田桃子さん、 岡島秀樹さん、陣内智則さん、板東眞理子さん、 中村勘三郎さん、藤原紀香さん、宮崎あおいさん とご一緒する。 番中の移動など、段取りについて 説明を受ける。 舞台上では、マッスルミュージカル の方々によるリハーサルが行われていた。 「舞台転換はすごいことになっていますよ。 舞台の裏は外につながっていて、使い 終わった大道具はどんどん出していって

  • 茂木健一郎 クオリア日記: 表現者はいいわけをしてはいけない

    しばらく前に、京都大学の 学園祭での私の講演を聞かれた方から、 「表現者はいいわけをしてはいけない」 という言葉の意味について ご質問をいただいた。 これには二重の意味がある。 一つは表現者の側から見た場合、 もう一つは、鑑賞者の側から見た場合である。 表現者にとってみれば、 作品というものは一度自分の手を 離れれば勝手に流通していって しまう。 自分のコントロール不可能な 領域に入っていってしまう。 その拡散の全ての局面に、 付き添っていっていちいち説明 することはできない。 「当は、こういう意味だったんです」 「あなたのその意見は誤解です」 などと、補ったり、修正したり することは、表現者としての分に反する。 どんなにひどい曲解をされても、 真意をつかんでくれなくても、 我慢しなければならない。 自分の表現がまだ拙いから わかってもらえなかったのだと、 修練による向上を志向しなけれ

    Pandasista
    Pandasista 2007/12/01
    決めつけない。
  • 茂木健一郎 クオリア日記: 今は明治。

    はてな」で梅田望夫さんと お目にかかる。 表札に「?」と描いてあり、 それだけ。 そのあたりから予感がしていたが、 中に入るとおもちゃ箱がひっくりかえった 大学院生部屋のようだった。 「これは何ですか?」 「お菓子の棚です。」 「これは何ですか?」 「サーバーですよ。」 「えええ! これがですか。」 素っ頓狂な声を上げてしまった。 ごろんと床の上に置かれている。 「こう見えててもなかなか スルドイ技術的な工夫がしてあって ですねえ。この冷却のためのファンが 回転すると、空気が下から上にちゃんと 流れるようになっているのです。」 普通の「オフィス」の感覚から すると、色が溢れていて、関係の ないものがあふれている。 「ふふふ、最近、畳のスペースを 導入したので、仮眠しやすくなったのですよ」 あれれ。 空間が、遊び心のつぶつぶに満たされている。 最初はとっても 驚いたが、「はてなはやっぱりそ

  • 茂木健一郎 クオリア日記: 白魔術

    竹内薫の日記を読んで、イラン人の親子の 退去の問題について、何かコメント しようと思ったが、やめた。 竹内薫が、怒りを表明する。 わが親友に対する信頼が深まる。 最高裁判所、および件の法務大臣の判断は 私のコモン・センスと違う。 しかし、日の法の実務家にはそもそも コモン・センスを尊重する風土がない。 それにしても、最近の政治状況はどうか。 小泉純一郎首相の時には、 インテリの間でも支持する声が 聞こえたが、 今の首相を支持する人は周囲には ほとんど見られない。 政権から 伝わってくるのは、弱者や少数者に 対する想像力ではなく、 傲慢さと無知と偏見のいやなグルーヴ だけである。 これでは、まともな感性を持った 人が離れていくのは当然だろう。 ボクは白魔術の人間でいたいと思う。 モーツァルトのように、あくまでも ポジティヴな感情、志向性を発して 行きたいと考える。 Steve Jobsのス

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