ブックマーク / www.technologyreview.jp (4)

  • Q&A形式で分かる 量子コンピューターの 基礎知識

    Fundamentals of Quantum Computing Q&A形式で分かる 量子コンピューターの 基礎知識 次世代コンピューティング技術として注目される量子コンピューター。原理や実装方式など、量子コンピューター関連記事を読む上でのガイドとなる基礎知識をQ&A形式でまとめた。(文:宇津木健 監修:藤井啓祐=大阪大学教授) by MIT Technology Review Japan2022.12.15 35 17 Q:量子コンピューターとはどんなものか? A:量子力学の原理に基づいた新しいコンピューター 量子コンピューターは「量子力学特有の物理状態を積極的に用いて高速計算を実現するコンピューター」と言える。量子力学特有の物理状態とは、たとえば原子や電子、光子などのミクロな世界で見られる「量子重ね合わせ状態」や「量子もつれ状態」という、量子力学によって説明される状態のことを指す。こ

    Q&A形式で分かる 量子コンピューターの 基礎知識
  • 量子光を自在に制御、シュレディンガーの猫状態を生成=東大など

    東京大学などの共同研究チームは、あらゆる量子光を所望のパルス波形で出力する光源である「量子任意波形発生器(Q-AWG:Quantum Arbitrary Waveform Generator)」を提唱。その核心となる技術である量子光のパルス波形を自在に制御する手法を開発し、大規模光量子コンピューターの作動に必要となる、特殊なパルス波形を持つ量子光の生成に初めて成功した。 研究チームは、量子もつれを介してパルス波形を自在に制御する新しい手法を考案した。光1と光2に量子もつれがある場合、光2を光子検出器に入射すると、光子が検出されたタイミングで光1側に狙った量子状態が生成される。光子検出器の前に光フィルターを設置することで、生成される量子光のパルス波形を指定する仕組みである。同チームは、量子もつれのある光の周波数帯域を広くすることで波形制御の分解能を上げ、任意のパルス波形を実現した。 この方法

    量子光を自在に制御、シュレディンガーの猫状態を生成=東大など
  • アインシュタインの100年越しの宿題、相対論的電場を直接実証

    大阪大学などの共同研究チームは、光の99.99%の速度で移動する電子ビームの周りに形成される電場の時空間分布を計測。100年以上前にアインシュタインが予言した「電磁気における特殊相対性理論」を世界で初めて直接的に実証することに成功した。 研究チームは今回の測定にあたり、電気光学検出と呼ばれる、テラヘルツ物理学(テラは10の12乗)で用いられてきた電場の超高速計測手法を採用した。同手法により、線形加速器で生成された光に近い速度で等速直線運動をする電子ビーム周りの電場の時空間分布を、ピコ秒(ピコは10のマイナス12乗)の時間領域で計測。相対論的クーロン電場の平面状収縮を可視化することで、電磁ポテンシャルのローレンツ変換を実証した。 さらに、金属境界を通過した電子ビーム周りの相対論的電場分布の発展を調べることで、平面的な電場の収縮がどの様に形成されるかも解明。リエナール・ヴィーヘルト・ポテンシャ

    アインシュタインの100年越しの宿題、相対論的電場を直接実証
  • センサーで初期徴候を検出 機械学習が変える アルツハイマー病治療の今

    AI can spot signs of Alzheimer’s before your family does センサーで初期徴候を検出 機械学習が変える アルツハイマー病治療の今 人工知能AI)が、アルツハイマー病の早期発見、治療、脳画像診断、臨床試験の改善に使われ始めた。医師や家族が気づくよりも前に、センサーを使って日常行動から初期徴候を検出する研究も進んでいる。 by Emily Mullin2018.04.20 44 31 14 0 マサチューセッツ州マルボロにある介護施設ロビーズ・プレイス。デビッド・グラハムが朝目覚めると、部屋の壁にマジックテープで付けられた平べったい白い箱が、すべての動きを記録し始めた。 白い箱は、デビッドがいつベッドから出て、いつ着替え、いつ窓の方に歩いて行くか、いつトイレに行くかを知っている。眠っているのか、倒れているのかもわかる。白い箱は微弱な電波を

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