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  • 「暴力の人類史」書評 本性の「天使」を信じられるのか|好書好日

    ISBN: 9784791768462 発売⽇: 2015/01/28 サイズ: 20cm/652,32p 暴力の人類史(上・下) [著]スティーブン・ピンカー 経済活動や衣住、セックス、芸術など様々な切り口から人類史を振り返る論考は少なくないが、書は暴力に焦点を絞り、旧約聖書の昔からモンゴル帝国の世界征服、中世の暗黒時代、そして、二十世紀の大戦に至る殺戮(さつりく)の歴史を振り返り、我々は意外にも人類史七千年の中で最も平和な時代に暮らしていると述べている。原題は「我らの性のよりよき天使」とあるように、人間には暴力を誘発する五種類の「内なる悪魔」と暴力を抑制する四種類の「善なる天使」があり、かろうじて天使が悪魔を打ち負かすことで平和を獲得してきたというのである。 人類の蛮行の百科全書としてのページ数と資料的充実には圧倒される。心理学、歴史学、人類学、社会学、脳科学などあらゆる領域から

    「暴力の人類史」書評 本性の「天使」を信じられるのか|好書好日
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