道路脇で寝る男性=2023年4月、県内(画像の一部を加工しています) 道路で横たわる行為、いわゆる路上寝(路上横臥(おうが))の110番通報件数が、2023年5月末時点で2341件に上り、昨年同期比409件増と大幅に増加していることが8日までに県警への取材で分かった。コロナ禍以前の19年は年間7221件と過去最多だったが、23年は19年の5月末時点の数を上回るペースで増加している。 路上寝の多くが、過度の飲酒が起因となっているとみられ、事件、事故に巻き込まれる可能性のある危険行為として、県警は適正飲酒を強く呼びかけている。 23年1月の路上寝による県警への通報は352件、5月は585件と約1・7倍に増加。例年、屋外での活動時間が増える5月ごろから夏場にかけて増加する傾向にある。年間過去最多だった19年の通報は、5月末時点で2095件。23年は同期比で246件増となり最多ペースだ。20年以降