『涼宮ハルヒ』『らき☆すた』『けいおん!』と、ゼロ年代後半から11年代のアニメシーンにおいて、重要なポジションに位置する京都アニメーションが放つ新作アニメ『氷菓』の評価がいまひとつ芳しくない。 「地味だ」「ストーリーが面白くない」「そもそもストーリーがよくわからない」など、放送前の高すぎる期待と裏腹に、肩すかしを食らったとでもいうようなアニメファンの感想が第1話放送直後よりネット上に散見。以降も毎回放送が終わるたびに、「微妙」というような感想がTwitterや「2ちゃんねる」などの掲示板に書き込まれ続けている。 その一方で、「文字をビジュアル化する演出が見応えがある」「丁寧な謎解きが面白い」という感想も回を追うごとに増加。アニメファンの間でも賛否両論が飛び交っているのが現状だ。 確かに本作は地味な作品である。廃部寸前の「古典部」に入部した4人の高校生が、学校に潜む謎を解き明かしていくという