【ソウル=牧野愛博】朝鮮中央通信は23日、高校無償化制度をめぐる朝鮮学校の除外問題で、大阪府の橋下徹知事が北朝鮮を「不法国家」などと呼んだことに触れ、「歴史と論理学の初歩的な常識もない無知、政治詐欺師、卑劣漢だ」などと非難した。 橋下知事が12日に朝鮮学校を視察した際、府独自の補助金を出す条件として、在日本朝鮮人総連合会(朝鮮総連)との関係を絶つことなどを求めたことについても「許し難い人権じゅうりん犯罪だ」などと批判した。
政府の拉致問題対策本部が昨年末に改訂した拉致被害者救出を訴えるパンフレットから、「拉致被害者の速やかな帰国」や「真相究明」といったこれまでの政府が最重要課題として掲げてきた項目が削除されていたことが15日、衆院拉致問題特別委員会で明らかになった。 中井洽(ひろし)拉致問題担当相は答弁で「初めて見た。何もわからない」などと困惑。事務局の報告を受けて再度、答弁に立ち「作り直す」などと釈明した。
政府・民主党は16日、北朝鮮を脱出した「脱北者」支援を盛り込んだ北朝鮮人権法を改正する検討に入った。脱北者を「難民並み」に位置づけることで日本での受け入れ条件を緩和する。北朝鮮情報の収集態勢を強化する狙いもある。 中井洽国家公安委員長・拉致問題担当相は4日の参院決算委員会で、同法が脱北者支援の点で「いびつな法案になっている」との認識を示した上で「各省庁と連携してこの枠を取り払いたい」と法改正の意向を表明した。政務三役や衆院拉致問題特別委員会幹部らが超党派での議員立法で改正の検討を進めている。 具体的には、現行法の脱北者支援のうち、日本への入国や定住がよりスムーズになるよう「条約難民並みに」要件を緩和する。民主党は政策集「INDEX2009」で、先進国中で特に厳格とされる難民認定の緩和を打ち出しているほか、中井氏は拉致問題対策の柱の一つに情報収集態勢の強化を打ち出しており、脱北者からの情報を
鳩山由紀夫首相は22日夕、臨時国会に提出方針の北朝鮮関係船舶に対する貨物検査法案に関し、「(検査活動は)海上保安庁で十分やり切れる。(海上)自衛隊がうんぬんかんぬんということを、将来的に考える必要もない」と述べ、自衛隊の関与は不要との考えを強調した。首相官邸で記者団の質問に答えた。 麻生内閣が7月に提出した法案(その後衆院解散により廃案)は、海保のみで対応できない場合は海自による活動も認める内容だった。これに対し、新たな法案は、海自に否定的な社民党に配慮し、活動は海保に限る方針で、首相発言はこれに沿ったものだ。 【関連ニュース】 ・ 特集】緊迫!朝鮮半島〜北の政治犯、15万4千人〜 ・ 【特集】軍用機ミュージアム ・ 【特集】ソマリア沖の海賊 ・ 【特集】9.11テロ〜あの日、何があったのか〜 ・ 【特集】ドキュメント鳩山内閣
政府は9日、衆院解散に伴い、今年の通常国会で廃案となった北朝鮮関連船舶を対象とした貨物検査特別措置法案について、今月26日召集予定の臨時国会への提出を見送る方針を決めた。平野博文官房長官が9日、民主党側に伝えた。同党は衆院選マニフェスト(政権公約)に貨物検査実施を明記し、政権獲得後の臨時国会への提出を検討してきたが、6カ国協議に復帰する動きを見せている北朝鮮の動向を見極める必要があると判断した。来年1月召集予定の通常国会に同法案を提出するかどうかは明らかになっていない。 廃案となった貨物検査法案は、5月の北朝鮮核実験を受け、6月の国連安全保障理事会の対北朝鮮制裁決議に基づきミサイル関連物資などの貨物検査を可能とする内容。検査は海上保安庁の実施に限り、自衛隊は船舶の追尾・情報収集などにあたる。 また政府は、来年1月に期限切れとなる海上自衛隊のインド洋での給油活動を継続するための新テロ対策
訪中に先立ち、中国の劉暁明・駐北朝鮮大使(左)と握手する北朝鮮の金永日外務次官=1日午前、平壌国際空港(共同) 北朝鮮が、日本の朝鮮総連(在日本朝鮮人総連合会)に今夏、民主党の“攻略指令”を出していたことがわかった。北朝鮮は「鳩山新政権には期待している」(総連筋)といい、総連では日朝政治対話も視野に入れた民主党研究を始めたもようだ。民主党内には親北的なグループもあり旧自民党政権より対話路線のハードルが低い。新政権は対北政策の基本を早急に整備しておく必要がある。(久保田るり子)「労組を活用せよ」 関係者によると、北朝鮮の朝鮮労働党で日本の朝鮮総連を担当する「225」と呼ばれる対外連絡部から、総連中央本部に「民主党攻略」についての指示があったのは7月上旬。政権交代に備えて「民主党の支援組織の労組に影響力を使え」としたうえで、2006年のミサイル発射で日本政府が発動した日朝間を往来する船舶、万
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