民主党の山岡賢次国会対策委員長は27日、臨時国会の衆院予算委員会では、同党議員は政府側に質問を行わない方針を記者団に表明した。 民主党は28日から始まる衆院代表質問での質問も見送る。いずれも審議時間の短縮が狙いだが、幅広い政策課題がテーマとなる予算委は、議員にとって大きな「見せ場」でもあり、党内には戸惑いと落胆が広がっている。 山岡氏は、予算委での質問を見送る理由について、「予算委には法案がない。(2009年度第2次)補正予算、(10年度)本予算は何があっても遅れるわけにはいかない」と語った。 鳩山政権は、12月に、子ども手当や高校の授業料無償化など「目玉政策」を盛り込む2010年度予算編成を控えている。景気対策のための補正予算編成も検討中だ。「法案審議は11月30日までの臨時国会の会期内に必ず終わらせ、予算編成に影響を与えたくない」(国対幹部)との思いが山岡氏にはあるようだ。 また、民主