草食動物は草しか食べないのに、なぜ筋肉モリモリなのか?という話がありました。 これについて、日本大学 生物資源科学部 特任教授の 村田浩一 先生が説明していました。 そもそも、人や動物が筋肉を作るには、タンパク質の元になるアミノ酸が必要。 このアミノ酸には、筋肉をつくるアミノ酸 と 筋肉を作れないアミノ酸の大きく分けて2種類がある。 このうち筋肉をつくるアミノ酸は、草にはあまり含まれていない。 例えば、牧草に含まれる約10%のアミノ酸のうち筋肉をつくるアミノ酸はたったこれだけ。 では、なぜ草食動物は筋肉モリモリなのか? これは、体内にいる大量の微生物のおかげ。 例えば、ウシの場合。 ウシの体には4つの胃がある。 食べた草はまず、1番目の大きな胃の中に入る。 ここに微生物が大量に住んでいて、草を分解しアミノ酸を作る。 胃の中に住んでいる微生物は体内で草を分解し、「筋肉を作れないアミノ酸」を