前回、前々回コラムを通じて「中国ビジネスに挑む日本企業と中国中産階級の関係」を考えてきた。両者の関係は、将来に向かえば向かうほど、ベストマッチになっていくと論じさせていただいた。日本企業は中国市場を、モノを売る市場としてだけでなく、ヒトを獲る市場として認識し、日々成長、成熟する中産階級にターゲットを絞ってつき合っていけば、長期的にウィンウィンの関係を構築できると結論づけた。 有力な人材獲得市場として紹介した中堅大学卒業生について。実は北京外国語大学や大連外国語大学などの学生の多くが筆者の『脱中国論』を読んでくれている。日本語を学習し始めて2~3年であるにもかかわらず、お世辞にも上手とは言えない筆者の日本語コラムを理解できるのだからたいしたものだ。敬意を表したい。 ここ1~2週間、筆者は日本企業にとって貴重な人材となり得る彼ら・彼女らと交流を保っている。本コラムを読んで、みんな「日本語を一生