人体には、防御機構が備わっています。 免疫は、特定の病原体が入ってくると、それをしっかり認識して排除する。これは決まった相手にしか働かないため、特異的防御機構と呼ばれる。 一方、「異物であれば、相手を選ばずなんでも攻撃する」のが非特異的防御機構で、人体に備わった各種のバリアと、あとで説明するナチュラルキラー細胞(NK細胞)と食細胞(食作用をもつ好中球とマクロファージ)があります。 外敵の侵入を防いでくれるのがバリアなのだから、働きやすい環境を整えてあげることも大切。 コロナ対策だからといって、手を消毒しすぎると、皮膚のバリアを壊してしまう。手洗いは、ほどほどに。 鼻から吸い込んだコロナウイルスは、鼻毛で遮られ、鼻水にくっつき、それでも体内に入ろうとすると、のどにある線毛が排出してくれる。 だから、鼻毛はできるだけ密集させ、さらに鼻の入り口にワセリンを塗れば完璧。 帰宅したら、鼻うがいを。