2000年代から始まったビジネス書ブームを覚えているだろうか? 当時、勝間和代氏や神田昌典氏、本田健氏、レバレッジシリーズの本田直之氏といった時代の寵児たちがビジネス書を多数出版し、次々とベストセラーが誕生した。 あれから10年あまり、当時のビジネス書作家たちは何をしているのか?『成功本50冊「勝ち抜け」案内』(2008年、光文社刊)でデビューし、最新刊『富豪作家 貧乏作家』まで累計30冊以上のヒット作を生み出したビジネス書作家でもあり出版コンサルタントの水野俊哉氏が、一世を風靡したビジネス書作家の今に迫る。 今回は、2005年に30歳の若さで『さおだけ屋はなぜ潰れないのか?』(光文社)が165万部を突破し、その爽やか系のビジュアルと現役公認会計士であることも話題になった山田真哉氏に話を聞いた。 本を出すのは大学時代からの夢だった 水野俊哉(以下、水野):『さおだけ屋はなぜ潰れないのか?』