売る努力をしなくとも“買うこと”のみで成立するビジネス JNEWS会員配信日 2005/2/2 商売の基本は「商品を売ること」にあるが、現代の賢い消費者に対して物を売ることはなかなか難しい。たとえ売れたとしても、定価で買ってくれるほど生易しいわけではないため、小売業者の手元に残る利益は想像以上に薄い。 その一方で「商品を買い取ること」を専門とした業者が各分野で急成長している。一般の消費者から不要になった製品を買い取ることでビジネスを成立させている。消費者も不要な品物を現金化できるとあって、買取り業者の存在を歓迎している。これは従来の中古品販売店やリサイクルショップと同列に扱われがちだが「商品を売るための努力」をする必要のない業者は、広い店舗や広告宣伝に多額の経費をかけなくても済むため、小売店から買取り専門店へと転業する中古ショップも全国的に増えている。 【二次流通市場と買取り専門業者】 「