どれほど就学したかを示す指針となる学歴だが、個々の人生に大きく関わるだけでなく、国全体の教育基準の物差しとしての役割も果たす。国勢調査の結果から、最終学歴の実情などを確認する。 国勢調査は1920年に開始されて以降原則5年おきに実施され(1945年分は終戦関連で延期され1947年に臨時調査が代替実施されている)、2015年調査分で20回目となる継続調査。また10年おきの調査は大規模調査として、より詳細な項目の調査がなされるようになっている。 大規模調査では調査年における15歳以上の人における最終学歴も問われ、その結果も公知されている。そこで学校種類区分で現在の仕組みと同様、あるいは容易に置換が可能な1970年分以降につき、最終卒業学校の種類別に人口比率を算出したのが次のグラフ。ちなみに直近の2015年分の調査では学歴に絡んだ項目は無いので、2010年分が最新となる。また、調査時点で在学者や