売上高人件費率と労働分配率は人件費を算出する大事な指標 会社が適正な人件費を算出するための指標は大きくわけて2つ存在します。それが、売上高人件費率と労働分配率です。 売上高人件費率は以前お話しましたが、意味と計算式は以下の通りです。 売上高人件費率(%)=人件費÷売上×100 売上高人件費率とは 売上高人件費率とは、会社の売上に対する人件費の割合のことを指します。人件費には、社員の単純な給与、賞与の他に、福利厚生費、法定福利費、退職金、役員であれば役員報酬と役員報酬などが含まれます。 売上高人件費率が大きければ、会社の人件費の負担割合が大きいことを示しており、逆に人件費率が小さければ、会社の人件費の負担割合が小さいことを示します。 参考: 業種別売上高人件費率の計算とコントロール方法 今回は、労働分配率の意味と計算式、また労働分配率と売上高人件費率を使った適正な社員給与の見極め方を考えたい