前編に続き、福原慶匡氏と見野歩さんのインタビューをお届けする。 「背景の分厚さ」で差別化したい ──ジャストプロという芸能プロダクションから見て、タレントとしてのVTuberの魅力や可能性は感じたりしますか? 福原 そうですね。芸能事務所として……。 見野 考えたことはあまりないですね。 ──そうなんですね。バーチャルタレントは、割と昔からいるじゃないですか。 福原 そうですね。ホリプロの「伊達杏子 DK-96」とか20年前くらいかな。早すぎましたよね、あれは。 ──テクノロジーが安価になって、ようやくバーチャルタレントができる時代が追いついたのかなとも思います。 福原 そうですね。バーチャルキャラをタレントとしてみると、年を取らないので息が長いっていうのがひとつあります。ただ、タレントを長く続けていく際、バブルが終わったときにどう生き残るのかを考えなくてはいけないところはあります。例えば