商品には寿命があります。ガソリン自動車は絶滅しそうですし、スマートフォンもアンドロイドが登場して以降、価格がどんどん安くなってきています。それと同様に、会社にも寿命があります。製造業は海外に流れ、銀行業界でさえ危ないと言われています。 そんな中で、どんな会社が生き残るのか。経営者としての僕の経験を通しながら、いくつか見ていきたいと思います。 「使えない人をどうするか」問題 日本の企業は、簡単に人をクビにすることができません。経営をしたことがある人の必ずブチ当たる壁が、「使えない人をどうするか」問題です。 これの答えをいろいろ考えたことがあるのですが、「初めから変な人は雇わないようにして、そのために慎重に面接しとこう」という考え方が落とし所になります。とはいえ、一般的な採用方法はというと、管理職などの偉い人たちだけで、いわば勝手に面接をして決めてしまうことが多いと思います。 一方、世界的大企