藤島氏(以下、敬称略):開発した経緯ですが、データム・ポリスターから竹本泉さんがCDを出したんですよ。で、「彼の絵でゲームを作れないか」という話が来て「でも予算はないよ」みたいな話だったので、「じゃ、低予算でこんなのはどうですか?」という感じで企画書を作りました。最初は普通に漫画版権はなく、男の子と女の子がいて、「メットマグ」的な普通のパズルゲームだったんですよ。それが、「竹本さんのキャラでこのシチュエーションだったらこの漫画にしたい」ということが、話し合いで決まりました。 酒缶:最初の案で男の子と女の子がいたということは、キャラ性能とかあったんですか? 藤島:いや、単純に遊び手の遊びたい側のキャラクターで遊べるくらいのノリで。サンシャインでやったゲームショウにROMを持っていくのに、データムに転がっていたCDの曲がバックに鳴るように入れておいたら、データムの筧さんが見て、「歌いいね、全部