もう下克上とは言えないのかもしれない。毎場所のように平幕力士が優勝戦線をリード 春場所は110年振りという尊富士の新入幕優勝に湧いたばかりというのに 今場所は角界入りから大器と目されていた新小結大の里の史上最速7場所目の優勝 休場者続出で始まったシラケかねない場所を救った大の里を中心に夏場所のリポート 大混戦の夏場所優勝争い 1横綱4大関で始まった大相撲夏場所。いきなり初日から看板力士の5人が全員土という衝撃のスタート。そして、早くも2日目から横綱照ノ富士と大関貴景勝は休場。その後も休場者続出という異常事態。 大関陣では祖父の四股名を継いだ琴櫻こそ何とか盛り返したが豊昇龍、霧島は連敗。特に霧島は立ち直れず途中休場で大関陥落。序盤は宇良、元大関御嶽海、今場所十両から復帰した宝富士がトップという、最近恒例になった平幕力士が逃げる展開。 10日目時点で2敗で大の里、湘南乃海、宝富士の3人がトップ