ブックマーク / honz.jp (2)

  • 『ファシズムの教室 なぜ集団は暴走するのか』日常に潜む小さなファシズム - HONZ

    数年前のこと、ツイッターで奇妙な動画を見た。揃って白いシャツにジーンズを身につけた大勢の若者たちが、「リア充爆発しろっ!」と大声で叫んでいる動画だ。声を揃え息を合わせ、大声で唱和している。「なんだこりゃ?」。 どれどれと検索してみると、ある大学で行われている「ファシズムの体験学習」だという。どうやらその動画は、周りで見物していた学生が撮ったものらしいが… 甲南大学文学部の田野大輔教授のファシズム体験学習である。 田野教授が「田野総統」、学生たちは「田野帝国の国民」となって行なわれるロールプレイングを通して、人々がファシズムを受け入れるときどのような感情の動きがあるのかを体験させ、いわば「ファシズムに対するワクチン」となるような気づきを得ることを目的としている。 体験学習は2回にわたって行う。大教室に集まった250人で行う大規模ロールプレイだ。1回目。「独裁」を体験するのだからなんといっても

    『ファシズムの教室 なぜ集団は暴走するのか』日常に潜む小さなファシズム - HONZ
  • 新型コロナウィルスだけじゃない、伝染病のノンフィクションを読んでみよう! - HONZ

    このの発売時に、まさか世の中がパンデミックの恐怖にさらされているとは、製作者は誰も思ってなかっただろう。しかし、感染症の歴史のアウトラインを知りたいという人にはぴったり。かなり重いので持ち運びはできないけど。 以前、「ミステリマガジン」の医療小説特集の折、感染症のノンフィクション一覧を書かせてもらいました。10年ほど前ですが、いま読み直してみても、歴史的に価値のある作品ばかりです。絶版になっているものが多いのですが、興味のある方は探してみてください。 日は海に囲まれて、いわば離れ小島のような存在だから、かつて歴史上で世界的な流行をした伝染病も、外からの災いであるという受け止め方をしていた。毎年騒がれている鳥インフルエンザにしても、今回の新型インフルエンザにしても、あるいはエイズ、ペスト、コレラもそうであった。 しかし、ヨーロッパはそうはいかない。中央アジア奥地にしてもアフリカにしても、

    新型コロナウィルスだけじゃない、伝染病のノンフィクションを読んでみよう! - HONZ
    bladebone
    bladebone 2020/03/01
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