これからの企業経営を考えるうえで、“グローバリゼーション”は避けて通れない課題です。この点は、IT基盤やIT部門のあり方を考えるうえでも変わりません。本研究所では、グローバリゼーションをキーワードに、「環境・人」「テクノロジ」「プロセス」の各側面から、いくつかの提案を試み、みなさんと一緒に議論していきたいと考えています。 みなさん明けましておめでとうございます。2009年1月から開設となった「矢坂・基盤デザイン研究所」所長の矢坂 徹です。今後、この研究所が提案するテーマから活発な議論が生れ、ひいてはこれからのIT基盤の構築・展開を担う、日本のITリーダーの方々の一助になればと切に願っています。どうか、よろしくお願いいたします。 第一回目の今回は、この「矢坂・基盤デザイン研究所」では、どういったテーマで研究を進めていくのかについて、その背景とともにお話します。 グローバリゼーションとは矛盾と