将棋の藤井聡太二冠が叡王戦五番勝負の第3局で、豊島将之二冠を破って2勝1敗とし、史上最年少での「三冠」達成にあと1勝としました。 去年、八大タイトルのうち「棋聖」と「王位」を獲得した藤井二冠(19)は、叡王戦五番勝負でタイトルを持つ豊島二冠(31)に挑戦し、ここまでは1勝1敗となっています。 9日、名古屋市で行われた第3局は、先手の藤井二冠が積極的に攻めて次第に優勢に立ち、午後5時39分、121手までで豊島二冠を投了に追い込み、2勝1敗としました。 藤井二冠は、自身の持つタイトルを守ったまま叡王戦の残る2局であと1勝を挙げれば、羽生善治九段(50)の記録を28年ぶりに更新して史上最年少で「三冠」を達成します。 対局のあと藤井二冠は「盤上に集中して指せました。タイトル獲得まであと1勝となりましたが、そこは意識せずに、これまでどおりの気持ちで第4局に臨めれば」と話していました。 豊島二冠は「中