書評に関するcolobinanaのブックマーク (10)

  • 人類にとって物語は不要になるのか― リチャード・パワーズ 『幸福の遺伝子』 - ぼんやり上手

  • 人生をあきらめたくない君へ「さよならタマちゃん」 - 無駄話

    さよならタマちゃん 2013年、今年一番オススメしたい作品。雑誌で読み続けて、何度も何度も泣いて、何度も何度も励まされた作品。リアルで辛い時、当に助けてもらった作品。当は作者さんに対して頑張れって言わなきゃいけないのは分かってるんです。でも、作品からはずっと、ずっと・・・、頑張れ、頑張れって言われてるような気がして・・・。 俺はどうしてもこの「さよならタマちゃん」を皆に読んでほしい・・・。 昨年からイブニングで連載していた「さよならタマちゃん」。タマちゃんというと、アザラシのタマちゃんを思い浮かべるかもしません。しかし、この作品の“タマちゃん”は男性の下半身的な“タマちゃん”を指します。その“タマちゃん”が“さよなら”になるという作品です。 精巣腫瘍になりましてん どんな健康な人であっても、どれだけ怪我をしないように気を付けていても、“病気”というものはいつ来るか分かりません。この作品

    人生をあきらめたくない君へ「さよならタマちゃん」 - 無駄話
  • 【読書感想】妻と飛んだ特攻兵 ☆☆☆☆☆ - 琥珀色の戯言

    と飛んだ特攻兵 8・19満州、最後の特攻 (角川文庫) 作者: 豊田正義出版社/メーカー: KADOKAWA/角川書店発売日: 2015/03/25メディア: 文庫この商品を含むブログ (2件) を見る Kindle版もあります。僕はこちらで読みました。 と飛んだ特攻兵 8・19満州、最後の特攻 (角川文庫) 作者: 豊田正義出版社/メーカー: KADOKAWA / 角川書店発売日: 2015/03/25メディア: Kindle版この商品を含むブログ (1件) を見る 内容(「BOOK」データベースより) 「女が乗っているぞ!」その声が上空を旋回する十一機まで届くことはなかった。白いワンピース姿の女性を乗せた機体を操縦していたのは谷藤徹夫少尉(当時二十二歳)、女性はの朝子(当時二十四歳)だった。一九四五年八月十九日。満州で二十代の青年将校たちは、ある者は許嫁の自決を見届け、ある者は恋

    【読書感想】妻と飛んだ特攻兵 ☆☆☆☆☆ - 琥珀色の戯言
  • 結婚は素晴らしい v.s. 結婚は人生の墓場

    オススメを持ち寄って、まったりアツく語り合うスゴオフ。今回は「結婚」をテーマにした作品が集まったぞ。シーサー株式会社の一室を会場にして、結婚に夢を抱いている未婚の方も、結婚にだいぶ疲れた既婚の方も、生々しい話に及ぶ。 今回はいつもと違って、二つのアプローチから選んでもらった。すなわち、「結婚は素晴らしい」という肯定派と、「結婚人生の墓場だ」という否定派だ。 最初は、結婚のダークサイドな作品が中心に紹介されていたけれど、後半になるに従って、結婚をポジティブに捉えたが続々と出てくる。そういや、「結婚人生の墓場」という人には、「夜は墓場で運動会」と返しなさいって、ばっちゃが言ってた。 著者対決も面白い。林真理子のネガティブv.s.西原理恵子のポジティブを並べてみると、如実に出てくる。ゴジラ対ガメラの対決じみてて面白い。どっちに軍配が上がるかはレポートしているので、ご自身で判断してほしい

    結婚は素晴らしい v.s. 結婚は人生の墓場
  • Amazon.co.jp: 色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年の ドリーさんのレビュー

    下に表示されている文字を入力してください 申し訳ありませんが、お客様がロボットでないことを確認させていただく必要があります。最良のかたちでアクセスしていただくために、お使いのブラウザがクッキーを受け入れていることをご確認ください。

  • 「女と男」のスゴい本

    質量旨さ、料理も凄マジいい夜だった。 好きなを持ち寄って、まったり熱く語り合うスゴオフ。始めて2年になるのだが、回を追うごとにパワーアップしている。出てきた料理も洒落にならんほど多量多様・ハイレベル・ユニークで、このエントリでは書ききれない。雰囲気ぐらいは伝わるので、これ見たら飛び込んどいで。 今回のテーマは「女と男」、つまり男性の参加者は「女が書いた/女をテーマにした」だし、女性なら「男が書いた/男をテーマにした」になる。男の身勝手さ(純粋さ?)と、女の率直さ(素直さ?)が、選書にもプレゼンの端々にも見いだされ、男と女の巨大な深淵と壮大な誤解をかいま見る。わかり合えないからこそ、やってこれたのかもしれないね、人類の男と女は。 何をどうオススメするかによって、その人となりが如実に出る。深く濃くやわらかい趣味全開のトークもあれば、紹介するがそのまま自分の半生にからめた物語り

    「女と男」のスゴい本
  • 岸本佐知子編訳『居心地の悪い部屋』感想まとめ

    よりすぐりの短編小説で編まれた海外アンソロジー、岸佐知子さん編訳『居心地の悪い部屋』(角川書店)の感想まとめです。発売された2012年3月末からの約2ヶ月分。 webKADOKAWA『居心地の悪い部屋』紹介ページ http://www.kadokawa.co.jp/book/bk_detail.php?pcd=201101000100 「ラジオあさいちばん・著者に聞きたいのツボ」5月13日(日) 続きを読む

    岸本佐知子編訳『居心地の悪い部屋』感想まとめ
  • ピエタ ☆☆☆☆ - 琥珀色の戯言

    ピエタ 作者: 大島真寿美出版社/メーカー: ポプラ社発売日: 2011/02/09メディア: 単行購入: 2人 クリック: 26回この商品を含むブログ (31件) を見る 内容(「BOOK」データベースより) 18世紀、爛熟の時を迎えた水の都ヴェネツィア。『四季』の作曲家ヴィヴァルディは、孤児たちを養育するピエタ慈善院で“合奏・合唱の娘たち”を指導していた。ある日、教え子のエミーリアのもとに、恩師の訃報が届く。一枚の楽譜の謎に導かれ、物語の扉が開かれる―聖と俗、生と死、男と女、真実と虚構、絶望と希望、名声と孤独…あらゆる対比がたくみに溶け合った、“調和の霊感”。今最も注目すべき書き手が、史実を基に豊かに紡ぎだした傑作長編。 ひとり屋大賞、最後の10冊目。 『誰かが足りない』『くちびるに歌を』『プリズム』と、「屋大賞どうなってんだ……」という作品が続いていたのですが、この『ピエタ』は

    ピエタ ☆☆☆☆ - 琥珀色の戯言
  • 『遠い町から来た話』/ショーン・タン(河出書房新社) - 空中キャンプ

  • 完璧な小説「モレルの発明」

    いまなら分かる、ボルヘスが「完璧な小説」と絶賛した理由が。 なぜなら、読者がこれを読み進める行為を経て、初めて完成するという驚くべき小説なのだから。名前を持たない《私》の一人称の、二重の語り/騙りによって仕掛けられた、SF冒険小説として読むと、ただの面白いお話になるのだが……あらすじはこうなる。 絶海の孤島に辿り着いた《私》は、無人島のはずのこの島で、一団の奇妙な男女に出会う。《私》はフォスティーヌと呼ばれる若い女に魅かれるが、彼女は《私》に不思議な無関心を示し、《私》を完全に無視する。やがて《私》は彼らのリーダー、モレルの発明した機械の秘密を…… どうやら、彼ら来訪者たちに、《私》の姿は見えていないようだ。まるで《私》が幽霊であるかのように、来訪者たちは気づかない。これは罠なのか、油断していて捕えるつもりなのか、そう疑う語り手。 この秘密そのものは、早い段階でピンとくるが、問題はその後だ

    完璧な小説「モレルの発明」
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