こういうの書くの野暮かな、とか思ったりもしたけど、他に何も手がつかないし、気持ちに整理をつける為にもやっぱり書きたいと思う。 wowakaさんと出会ったのは10年くらい前のニコニコ動画だった。当時の自分からすると今まで聴いたことのない鮮烈な音楽を作る人だった。恐らく誰しもそう感じてたと思う。ほとんど同じ時期に投稿し始めたこともあって、彼にだけは負けたくないと勝手にライバル視していた。それ以上に尊敬していたし、多大な影響を受けた。ワールズエンド・ダンスホールを初めて聴いた時は衝撃で飯が食えなくなった。即売会のイベントで実際に顔を合わせてからは、お互いシャイだからそう言葉数は多くなかったけれど、ああでもないこうでもないと音楽の話をしていたのを憶えている。 そのうちお互いがやっぱり同じくらいのタイミングでボカロから一旦離れて、自分の声で歌うようになった。彼はヒトリエというバンドを組み(最初はひと
米津玄師が11月1日にアルバム「BOOTLEG」をリリースする。 彼がアルバムを発表するのは約2年ぶり。今作は、アニメや映画の主題歌となった数々の楽曲を含む1枚だ。ハチ名義で発表した「砂の惑星」やDAOKO×米津玄師名義で発表した「打上花火」のセルフカバーも収録し、収録曲の「灰色と青」には菅田将暉、「fogbound」には池田エライザが参加している。 なぜニューアルバムで彼はさまざまなコラボレーションを繰り広げたのか。そして、なぜその作品に「海賊盤」という意味を持つ「BOOTLEG」というタイトルを冠したのか。音楽ナタリーでは、約1万字にわたるインタビューを掲載。彼の考えをじっくりと聞いた。 取材・文 / 柴那典 ──「BOOTLEG」、時代を代表するような1枚だと思いました。 ありがとうございます。 ──収録曲のうち、最初にできたのはどの曲でしたか? 「ナンバーナイン」です。 ──昨年の
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