著者:武満 徹、川田 順造出版社:岩波書店装丁:新書(267ページ)発売日:1992-11-16 ISBN-10:4002601285 ISBN-13:978-4002601281 内容紹介: 音のうつろいに「自然」を観る作曲家武満徹と、文字をもたぬ民族のことばと音感に「文明」の意味を問う文化人類学者川田順造。アフリカ、ヨーロッパ、アメリカ、日本での鮮烈な「音」体験を語り合い、人間・文化・風土の本質を洞察する。二人の瑞々しい感性と濶達な精神が光る、魂に響く往復書簡集。 この書物は、驚くべき読書家でもあり貪欲なまでの人間観察家でもある作曲家武満徹と、西アフリカのモシ族のサバンナの村でこつこつとフィールド・ワークを続け、その仕事の合間にパリへ、東京へと移動する文化人類学者川田順造との間に、十六ヵ月間にわたって交換された公開往復書簡集という体裁をとっているが、どの書簡も四百字詰め原稿用紙に換算す